美は黄昏に消えゆく

鍋谷葵

美は黄昏に消えゆく

 S県S市に、画家のLが住んでいます。彼はS市の田園風景を描いています。青空の下で青い稲が夏風に揺れる様を、豊かに実った穂で羽を休めるアキアカネを、木枯らしが吹き抜ける寂しい泥田を描いているのです。

 ただ彼の絵が、人の心を掴むことはありません。

 貧乏なLは、S市の端っこにある四畳半のアパートで一人暮らしをしています。砂壁に囲われ、毛羽立った畳を称える小さくて古い部屋です。彼はそんな部屋で絵具を買うお金に苦心しながら、ただ一人、自分だけが美しいと思う田園を描いているのです。

 灰色の風が、枯葉を巻き込みながら澄んだ夜に吹き抜けます。

 Lは半分ほど食べた一枚の乾いた食パンを膠の剥げた机の上に置きました。油絵具で汚れた机の上にです。卓上電灯の黄色い灯りに、彼の歯形がくっきりとついた食パンが照らされます。彼はその食パンを見て、涙をこぼしました。

 例え隙間風が身を悶えさせる寒さを持っていようと、Lが願うように涙は凍りません。

 嫌なことを忘れようと、Lは食べかけの食パンを急いで口に詰め込みました。常に空いているお腹を少しでも満たせば、少しだけでも自分を好きになれるだろうと考えたのです。

 喉にそれが詰まる感覚を覚えながらも、Lは必死にパンを飲み込みました。痩せた手を丸めて、胸をドンドンと叩いて、胃の中に入れたのです。ただLの気分が晴れることはありません。むしろ、ご飯を食べてしまった自分をさらに嫌いだと思うようになりました。

 白い息を吐いて、涙を零すLにはもう起きている気力がありません。彼は灯りを消すと、畳に仰向けになって寝転がりました。アルバイトと絵でへとへとになっている彼の体は、自然と眠りに落ちました。


 *


 彼が目を閉じてから数秒(実際の時間はわかりません。彼は瞼を閉じてすぐに寝てしまったのですから)、彼は乾いた唇に絵筆とよく似たさらさらとした何かが触れるのを感じました。くすぐったさに、彼は眉間に皴を寄せて、口元を変に歪ませます。ついに絵筆が口の中に入りそうになったとき、彼は瞼を開けました。

 Lの目に真っ先に入ってきたのは、乳白色(天の川銀河のような白さです)の長い髪の毛でした。

 ですが、その髪の持ち主は誰なのでしょうか?


「やっと起きたね」


 美しい髪を持ち、全身を白のローブ(ナイロンか絹でてきている艶やかなローブです)で包む人は、髪を耳に掛けて顔を露わにしました。

 彼とでも、彼女とでも、形容できる白い肌の中性的な人は、あどけない顔立ちをしていて、髪の毛と同じ乳白色の薄っすらとした眉毛、冬の晴れ晴れとした夜空のような瞳を称える長い睫毛を携えています。

 Lは自分を覗き込んでいるその人の顔に見惚れてしまいました。ただその人は彼の感動を意図せず、彼に手を差し伸べます。その人は彼を立ち上がらせようとするのです。

 微笑みを携えるその人の手に、彼は自分のごつごつとした手を重ねます。すると、その人は華奢な体躯からは考えられないほど強い力で、彼を立ち上がらせました。

 想像しなかった力に引っ張り上げられたLは、その人が自分よりも背が頭二つ低いことにまず驚きました。そうして目を見開いて自分を見下ろすLに、その人は安らかなる微笑を注ぐのです。


「君は?」

「ここは世界の上側だよ」

「君は誰?」

「ここは黄昏の水晶で出来た世界。ほら、空を見上げてごらんよ。夕暮れが広がっているだろう」


 目を見開いたままのLですが、その人が自分の問いかけに頓珍漢な答えしか返さないので、驚きは消えてしまいます。

 溜息を吐いたLは、その人がうそぶいていると思いました。それは彼が瞼を開けたとき、彼の双眸に映ったのが、その人の髪の毛だけだったためです。空にも、地面にも、彼は何も感じていなかったのです。

 ただLが何もないとばかり思っていた空をその人に言われるがまま、見上げてみるとどうでしょう。そこにはその人が言った通り、空があったのです。東側には夜の帳が下り、西側は蒼穹が赤々と燃えています。

 Lは言葉を失いました。ですが、それは無かったものが現れたから覚えた驚きのためではありません。彼が思い描いていた美しい空そのものがそこにあったからです。彼は美しさに言葉を失ったのです。


「周りを見てごらん。ほら、蛍が飛んでいる。青い稲と戯れているよ」


 空に目を奪われていたLは、その人の声を聴くと同時に、自分の足がひんやりと濡れ、地面に包まれる感覚を覚えました。透き通った水と、その下に堆積する柔らかな粘土に包まれた砂と礫の鋭い粒子が彼の足を刺激するのです。

 不思議な感覚です。

 いままで畳だと思っていた(本当は畳だとすら思っていませんでした。織られた藺草の柔らかさを彼は感じていなかったのですから)床が、あっという間に泥田に代わってしまったのですから。

 無限に広がる青い田園は、茜色の夕日で照らし出されています。青々とした稲の上には、ぼんやりとした光を灯す蛍が遊んでいます。

 自分の眼前をゆっくりと飛ぶ蛍をLは掴もうとします。ですが、その手は傍らの人によって掴まれてしまいました。


「駄目だよ、この世界を壊したら」


 そう言ってLの手をその人は離します。


「君、名前は?」

「僕は、君だよ」


 Lは自分をL自身だというその人(これからは、その人がそう言ったので、lと言いましょう)に、困惑の眼差しを注ぎました。彼の困惑を知ってか知らずに、lは彼の手を握ります。自分とは似ても似つかない柔らかく、穢れを知らない手に彼はさらに困惑を深めました。

 困惑するLを他所に、lは彼の手を引き、稲を掻き分け、一つの目的地にずんずんと進んでいきます。二人とも不思議な足取りです。泥濘に足を絡めとられず、コンクリートで舗装された道を歩くように足を進めているのですから。


「ねえ、君。ここはどこだい?」

「言っただろう。ここは黄昏の水晶の世界。世界の上側だよ」


 lは前に前に進みながら、Lを困惑させます。彼にはlの言っていることがさっぱりわからなかったのです。ですが、彼の心は凪いでいます。


「さ、ここが僕らの境目だ」


 稲の間を進んだ二人の前には、人一人が易々と入れてしまう大きな穴が現れます。泥田を浸す透明な水はさらさらと音を立て、底の見えない真っ暗な穴に流れ込んでいます。

 Lは穴に近づこうと、一歩、足を踏み出します。ですが彼の動きを止めるように、lは彼の手を力強く握ります。


「駄目だよ。そっちに行ったら、せっかく願ったのに帰ってこれなくなる」

「『願ったのに?』 私はここに来たいと願ったのか?」


 困惑に満ちた表情で言葉を反芻するLに、lは反って首を傾げます。


「そう、君はここに来たいと願っていたんだよ」

「でも、どうして?」

「それは、この世界が美しいからだよ」


 lは穴を見つめながらそう言うと、空を見上げます。

 藍色と茜色のコントラストが見事な空には、宵の明星が燦然とか輝いています。Lはlの視線の先にある光り輝く一点に、美しいという感動を覚え、目を見開きます。そうして慌てて周囲を見渡すのです。彼はスケッチブックと絵筆を求めたのです。

 色が溶け合う空の中で、輪郭を持った金色の光を放つそれを是が非でも描こうとするLに、lは微笑みを注ぎます。それは慈愛の笑みと言っていいでしょう。


「あるわけがない」

「諦めるのかい?」


 絵筆のない現状に肩を落とすLの手をlは握ります。暖かさの中に微かな冷たさを含む柔らかな手が、彼の強張った手を包むのです。


「ないなら願ってみなよ。穢れなきものは、すぐ君の手に握られるだろうから」

「穢れのない」

「そう。美を突き詰めようとする好奇心は穢れていない」


 賢者のような確信めいた口ぶりでlはそう言い、Lに願い方を教えるように目を瞑りました。彼はlがやった通り(彼はlを信用してはいませんでした。けれども、lの言う通りにすれば何かが起こるだろうという予感はあったのです)瞼を下げ、いつも外で絵を描くときに使っているアクリル絵具に鉛筆と絵筆、スケッチブックを思い描きます。

 するとどうでしょうか、Lの手持無沙汰だった左手には、質量がかかったのです。全くの無から有が生じ、彼はlから手を放し、産まれてきた道具が水に浸からないように慌てて抱きかかえました。

 lはあわてんぼうのLをクスクスと笑います。ただ彼と言えば、消えゆく金星を描きとろうと削られた過ぎた鉛筆を手に取って、スケッチブックに空を描きます。使わない道具は水に浮かぶ黄色いバケツに入れています。そのバケツは水面の中でゆらゆらと揺れています。

 Lは一心不乱に筆を振るいます。彼が求めた美しさを描くため、必死に手を動かします。売れていない画家であっても、肩書は画家です。彼の骨張った手が描く線は、白地の上に空を創造します。黒鉛の濃淡で色を使い分け、白黒の空を作り、美しい光を放つ一点を描いたのです。この間、lと言えば蛍と戯れていました。

 一枚の画用紙にすっかり空を創り出したLですが、それを描き終えた瞬間、急な虚しさを覚えたのです。彼はあれほど大切に抱えたスケッチブックと、自分のペンだこに馴染む鉛筆を無気力に落としました。ぽちゃん、そう音を立てて彼の道具は泥の中に埋もれていきます。

 水面が揺れる中、道具を落としたLをlは不思議そうに見つめます。


「どうして願ったものを捨てるんだい?」


 lは泥をかぶった道具を拾い上げて、首を傾げます。


「私の美しさは誰にも伝わらない」


 Lの言葉が空に吸い込まれると、lの持っていた道具は光の塊に変化して、宙に浮きあがります。ぼんやりとした優しい光の玉でしたが、宙に浮いたそれは飴玉のような光に分裂して、ふらふらと行く当てもなく、羽音を立てて飛んでいきます。

 自分の持ち物が蛍となったことに、Lは目を見開きます。


「駄目だよ。ここだと穢れに触れたものは蛍になっちゃう」


 lは飛び行く蛍を悲しそうに見つめます。


「穢れ? 穢れとは何なんだ?」


 ですが、Lにはさっぱりlの言っていることがわかりません。いや、理解しようとしなかったと言った方が正しいのかもしれません。彼は自分の想いを知らずに、悲しそうにするlに憤りを覚えているのですから。


「それは君が不要だと思っているものだよ」


 全身に力を入れるLの胸に、lはそっと手を置きます。小さなlの手から伝わってくる体温に、彼は自分を情けなく思ってしまいます。子供にムキになってしまった自分が恥ずかしいのです。


「私は、もう生きたくない」


 そうしてLの心に広がった羞恥心は、彼の悲しい言葉を彼の心から引っ張り出します。何よりも悲しいのは、この言葉が本音だったということです。

 Lは顔を伏せて、揺れる水面を見つめます。水面にはいつの間にか暮れてしまった空が映し出されています。満天の星空です。白や青、赤や黄色、緑に紫、種々の星が鮮やかな光を放ち、互いが交錯し合って複雑な色の雲を作っています。

 Lは水面に映るその美しい空に、感動して、顔を上げます。ですが、もうそれを描きたいとは思えません。


「どうして絵を描こうとしないんだい? 飢えもなく、ひもじさも無く、絵を売ってお金にすることも気にする必要がない場所なのに」


 自分のお腹を摩りながらlは、Lを不思議がります。一方で、彼の方も不思議がります。それは普段から空腹に悩まされいるのに、いまは空腹を感じていないからです。


「ここは君が要らないと思ったものを排した場所。お金も、空腹もない場所なんだ。君は君の思うままに絵を描ける」


 優しく微笑むlは、Lに向けて右手を差し伸べます。あどけない掌に蛍が集まって、光が満ちます。彼は眩しさに瞼を閉じますが、眩いばかりの光は瞬く間に消えました。

 Lが瞼を開けると、lはスケッチブックを脇に抱えて鉛筆を握っていました。


「それが君の望んだものだろう?」

「確かに、それは私が望んだ世界だ。だけれど、そんな世界はありえない。人は、人は苦しんで生きる必要があるんだ」


 聖母のように微笑むlの顔に、Lは泣きそうになりながら言葉を紡ぎます。


「もう私は生きてしまった。産まれたその日から今日まで生きてしまったんだ。そこで私は多くの犠牲を背負ったんだ。生き物を食べ、親の時間を奪ってきた。なのにそれをあがなおうとしないなんて傲慢だ……」


 Lは自分の言葉に胸を痛めてしまいます。そうして涙を流してしまいます。


「私は、私には純粋な美を追求する資格はない。私は人のための美を追求する必要があるんだ」


 しわがれた泣き声で語るLの頬に、lはそっと手を置きます。lのすべすべとした手は、彼の頬を撫でて、彼の涙を親指ですくいます。


「なら、それが君の生きる道だよ」


 Lはlの小さな手に頬をこすりつけます。柔らかく艶やかな感触が心地よく、その微かな冷たさを孕む温もりが母親の愛情のように思えたのです。そうして彼はその温もりの中で、自分の生きて来た罪を認めたのです。

 優しい手からLは頬を離し、微笑み続けるlに笑みを返します。lの柔らかな表情は彼の心を安らがせました。

 涙ぐむ瞳を携えるLに、lはあの深い穴を指し示しました。


「君が望む世界はあっち側だ。でも、本当にいいのかい? 向こうは穢れた世界だよ」


 眉間に皴を作るlは、不安そうに彼を見つめます。


「私自身、もう穢れているんだ。私はずっと俗世の一員だったんだよ」

「それもそうだね」


 Lの言葉にlは寂しげな笑みを浮かべます。彼は幼いlが浮かべてはならない表情に、胸を痛めます。


「駄目だよ。君はもう穢れて生きることを選んだんだ。君はいかなければならないんだ」


 ですが、lはLの苦しみを拒絶します。


「君はどうするんだい?」

「さあ。僕は君だからね。そうしてこの水晶の世界も君だ」


 感慨深そうに、lは空を見上げます。Lもつられるように空へ視線を向けると、爽やかな碧が東の空に滲んでいます。薄っすらと白む空には、明けの明星が侘しく輝いています。


「さて、もう行った方が良いよ」


 空を見上げるLの背中をlはそっと押します。彼は妙に静かな声のlに別れの挨拶を告げるため、振り返ろうとしました。


「駄目だよ。君はまっすぐ進まないと。もう振り返るのは無しだ」


 消え入りそうなlの声は一転して厳しい声音となります。Lはその声に別れの悲しみを感じ、lの言う通り振り返りませんでした。


「ほら、君の鉛筆とスケッチブックだった蛍が案内してくれる」

「本当だ」


 優しいlの言葉通り、lが抱えていた絵の道具であった蛍たちがLの進むべき道をぼんやりと照らします。


「それじゃあ、私は行くよ」

「うん」


 寂しい声を後ろに、Lは蛍の光を頼りに穴へ向かって歩みます。澄んだ水がちゃぷちゃぷと音を立て、青々とした稲が肌を擽ります。

 Lはふと立ち止まって、青い稲に見ました。穂先を見ると、丸みを帯びた新緑の房から白い花が咲いています。蛍の光に優しく照らされる健気な花は、彼の心に小さな喜びを滲ませます。


「早く行きなよ」


 立ち止まるLを急かすように、lはぶっきらぼうな言葉を彼の背中に投げかけます。彼は止まっていた足を動かして、前に進みます。

 ついに穴の前に辿り着くと、東の空から白む光が届きます。彼は朝日に目を細め、足元の穴を見つめます。底の見えない真っ暗な穴ですが、彼は恐れを抱いていません。彼の心にあるのは、罪を認めたことで得た勇気と、lとの別れに対する悲しみだけです。


「じゃあ、さようなら」


 消え入る静かな声で別れを告げるlに、Lは居ても立っても居られません。彼はlとの約束を破り、後ろを向きます。

 すると、どうでしょう、lは体の内側からぼんやりとした光を滲ませているのです。それは彼が捨てたスケッチブックと鉛筆が、蛍に変わったときと同じです。彼は蛍になりゆくlをそうはさせまいと(彼はlが蛍となることに、恐れを覚えたのです)思って、駆け出そうとします。ですが、役割を取り戻した泥に彼の足は絡めとられてしまいます。


「待って!」

「待たないよ。君がそう穢れを願ったのなら、僕は必要ないんだ」


 幼い顔に良く似合う屈託のない笑みを浮かべたlは、言葉が消える前に一塊の光となりました。一瞬間前までlであった光の塊に、彼は涙をにじませますが、lの最期の意思を叶えるように蛍たちが彼に向けて勢いよく飛び込んでいきます。

 蛍の群れ、光の塊に襲われたLは、泥に足を滑らせてしまいます。それは穴の際に立っていた彼の転落を意味します。


「ここから先が君の新しい人生だ」


 穴に転落して朝日を一身に受けるLは、微笑ましいlの声を聞きました。彼はその言葉に瞼を閉じ、口角を上げたのです。


 *


 穴の底に落ち切って、強い衝撃を覚えたLは、ハッと顔を上げます。カーテンの隙間から差し込む冬の冷たい朝日が痩せた彼の頬を撫でています。


「どうして机に?」


 そんなLは畳の上ではなく、机に向き合っていました。彼の手には青の絵具がついた絵筆が握られています。彼は握っていた絵筆を濁った水が入った小さな黄色いバケツに漬けました。卓上に置かれた小さなバケツの水面はゆらゆらと揺れ、朝日で輝いています。

 Lの視線の先には、自分で描いただろう一枚の絵がありました。

 爽やかな碧が滲む空と侘しい金星、蛍が飛び交う青い田園に佇む乳白色の長髪を携えた優しい微笑を浮かべる子供。

 その絵はLに、絵の中の子供と同じような優しい笑みを浮かべさせます。

 ですが、Lはこれ以降、これと同じ微笑を浮かべることはありませんでした。彼の手元に残ったこのlの絵が、彼の感動した最後の絵になったのです。

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