拙作を紹介してくれた贔屓目がまったくないと言えば嘘になるが、筆者の趣向は大変多岐にわたり、ファンタジー、SF、恋愛、ホラー、エッセイなど、面白いものは何でも楽しんで素直に感想として挙げる。これだけでも素晴らしい才能だと思う。
筆者のレビュー、感想はどれもが“作品を読みたくなる。興味が湧く”という発信力と伝染力に満ちているのも大きな魅力である。良く言えば褒め上手。悪く言えば褒め過ぎ、とツッコミたくなる部分もあるかもしれないが、決して媚びではない読者目線をしっかりと持っている。
小説は読者がいてこそ輝くものであり、読者も名作に欠かせない主役である。筆者の今後のさらなる名レビュアーとしての活躍、書き手としての情熱、読者としての感性、そしてコンテンツを盛り上げてくれるWeb小説界のサードマンとしての飛躍に期待大。
※なおこのレビューは筆者のブログ、他の小説投稿サイトでの活動も踏まえて書かせて頂きました。