四月の麗らかな日差しに誘われるがまま、私は一編の短編小説を書きました。もっとも、それは平安王朝末期の頽廃した都が舞台となっている心地よいとは言えない小説です。
けれど、きっと好きな人は好きだと思います。
さて、近況というべきか、なんと言うべきかをもうちょっと書いていきたいと思います。
今年度が始まって以来、ちょっと心が病んでいます。というのも学部三年生ということもあって就活が始まるのと同時に、莫大な量の課題を与えられ、頭がパニックになっているためです。
『果たして、学生であるのに混乱している自分が、社会に出て働けるのか?』
そんな疑問を投げかける毎日です。
ですが、やっぱり柔らかく暖かい日差しに照らされる新緑は美しいです。鳥の声、花の香り、暖かな空気、そういった自然の諸対象が心をほんのり温めてくれています。
ただ、心が温まっても目下の問題を延々と先延ばしにしているのが現状でして、何か凄く辛いです……。
ともあれ、健康を何とか保っています。少なくとも私は元気であると信じています。
結びに、新作は芥川龍之介氏と澁澤龍彦氏、サド侯爵、つげ義春氏の諸作品を自分なりに解釈した作品となっています。私の短編小説が彼ら偉大な作家への道しるべとなることを祈っています。
それでは長ったらしく書くのも、粋ではないのでここらへんで失礼します。