清らかなお話です。カクヨムで読んだ中で一番美しい寓話です。大人には眩しいですが、つらいことを少し忘れさせてくれるような、そんなお話です。
愛されているけれど、孤独な王子は、願うことを知らないままある日便利な言葉を覚えます無邪気に振るった誰かを縛るいいつけは、破れば誰かの命を脅かすことを知らぬまま王子は知らないだけ知らないから、使える力を使うそれは、才能を生かすようなものだからこそ、彼は使いますだからこそ、後に知った約束という方法は、彼にとって福音となったのでしょう彼はその後、命令の力の怖さも知ったのでしょう必要なものは、双方向の願いを叶える約束あり方を学んだ彼は、ただ知らなかっただけとみんなに受け入れられていったのでしょうね
寓話と童話の違いは、教訓性のあるなしだといいます。その意味では、こちらのお話は寓話に分類されるのでしょうが…ひとつ間違えると因果応報的な説教臭さが出てしまうところを、とても読後感の爽やかな上質のファンタジーに仕上げておられます。これは作者様の優しさと柔らかな筆致がなせるものなのでしょうね。小さい子にもお薦めの作品です。
おとぎ話風の文体で語られる、心あたたまる物語です。幸せの「青い鳥」をモチーフにされていらっしゃるようで、〇人が登場するところは筆者様の個性を感じます。ギュンター王子とアスルが約束を交わすシーンが一番好きです。王子は、ただ暴君なだけでなく、友だちがいない、と言うところが、彼の心の寂しさを表していて、心がきゅんと切なくなりました。また、そんな王子が約束をキッカケに変わっていく様は、読んでいて心があたたかくなります。ぜひ、絵本にして読みたい作品です。すれた世の中に心が荒んだ時には、是非これを読んで心をあたため直してみてください。
非常に綺麗で、教訓的なストーリーのお話です。身分が高い所に生まれて「命令」すれば、なんでも周りがきいてくれる環境で育つと、性格が曲がりますよね。でも、それではダメだと自然と綺麗に教えてくれる作品です。情景描写やストーリーが絵本や童話のようで、全ての人にオススメ出来ます!
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