おとぎ話風の文体で語られる、心あたたまる物語です。
幸せの「青い鳥」をモチーフにされていらっしゃるようで、
〇人が登場するところは筆者様の個性を感じます。
ギュンター王子とアスルが約束を交わすシーンが一番好きです。
王子は、ただ暴君なだけでなく、友だちがいない、と言うところが、
彼の心の寂しさを表していて、心がきゅんと切なくなりました。
また、そんな王子が約束をキッカケに変わっていく様は、
読んでいて心があたたかくなります。
ぜひ、絵本にして読みたい作品です。
すれた世の中に心が荒んだ時には、是非これを読んで心をあたため直してみてください。