でもそんなことより、ヒロインのプル様がひたすら尊いんです。

もし選択後に別の行動を取ったらどうなるのか。そもそも“最善”の定義とは何なのか――あらすじの時点から期待がぐっと立ち上がります。
選ぶたびに状況が有利へ転がっていく快感がある一方で、「選択は絶対」と言わんばかりに身体が勝手に動いてしまうルールが不穏で、これはただの便利能力では終わらないぞ……という“いわく”を強く匂わせます。

でもそんなことより、ヒロインのプル様がひたすら尊いんです。
言葉に詰まりながらも一生懸命伝えようとしてくださるのが、ただただ尊い……。太眉だし。
儀式めいた魔法の演出も、一生懸命ウィンクを送ってくださるのも愛おしいです。
これは続きを読まずにいられません。

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