背負うものは、自分の分だけ。

 主人公の女性は、母の葬儀から帰ってきたばかりで、疲労困憊気味だ。
 母とは万事が上手くいっていなかったが、何とか骨壺だけは持ち帰った。
 このお骨をどうしよう、と主人公は悩む。
 それというのも、母が自分が死んだら墓に入りたくないと言っていたからだ。

 さて、主人公はどう出る?

 お題である「骨」をテーマにした作品です。
 最後の突き放した感覚が好きでした。

 是非、御一読ください。