道端に咲く名も知らぬ花を見て、美しいと感じるか、どうでもいいと感じるか――他人との繋がりも、身内との繋がりも、案外紙一重のような気持ちになりました。相手が幸せになることで自分も幸せになるなら、その逆もありうる。逆に自分が不幸になることで相手も不幸になるなら、それもまた然り。運命共同体であった老婆と主人公の、その後が少し気になりますが――きっと幸せになっているだろう。そう信じたい。読後に不思議な感情が残る、良い作品でした。
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