物語を綴ろうと思った、あの時のキモチ……まだ憶えてますか?
- ★★★ Excellent!!!
これは初期衝動再燃焼エッセイであり、
衝動点火エッセイです。
物語を書こうと思った衝動
「小説家になる」という純粋な想い
カクヨムで活動してきた一年間を、中学生のこよい はるか先生が書かれています。
たくさん悩んで。
たくさん書いて。
たくさん考えて。
学業も並行して。
個人的には、親御さんが応援している姿が見えて、素敵です。好きだから、のめり込む。それは尊いことではありますが、学業を疎かにする理由にはならないですよね。
生きるうえで、学ぶ時期。
個人的には、学んだり経験が多い作家さんは強いという印象をもっています。
でも、作者様のこのエッセイからは、学業に対しての愚痴は一切でず、最後のまとめで家族への感謝。そのうえで「小説家になる」という決意表明をされています。
カクヨムコン10 創作短編フェスのテーマ「爪先立ち」で書かれた本作。ある意味で、想定された爪先立ちですが。そのリアルさに、これ以上の爪先立ちはないのではないかと思います。
一緒に小説を書いていた仲間が、筆を折る中
これほどの衝動で、これからも燃え続けたい。そう思わせてくれたエッセイ。この出会いに感謝です。
【蛇足】
このエッセイを読んだ後、もしくは読みながらでも良いのですが
YOASOBIさんの「舞台に立って」を聞いて、読んでいただきたいなってのは、個人的な趣味です(^^ゞ