ウォーカーズ・ビトウィン・ザ・ワールズ　～　下っ端魔女のヤサグレ放浪奇譚

　久良岐祥子は魔女協会ＷＢＷ（ウォーカーズ・ビトウィン・ザ・ワールズ）のエージェントである。

　オカルト用品を販売する協会の下っ端として、悪魔のケトと霊狐のフミを連れ合いに、商品の原料となる死霊を求めて日本中を旅している。

　ある町で、祥子の一行は面倒くさい事件に巻きこまれてしまった。

　成金一族「紀州家」を祟る悪霊を捕まえて送ったのだが、それが死霊加工システムを狂わせて協会に大損害を与えてしまったのである。しかもどうしたことか、悪霊は狩っても狩っても力を増して蘇ってくる。紀州家の霊的防護を請け負う錬金術師からの依頼で、祥子たちは本格的に事件の解決に乗り出す。悪霊とは実は、魔導書『ソロモンの小さな鍵（レメゲトン）』で有名な精霊「アンドロマリウス」であることがあきらかになる。




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