二頁目『服屋のマネキン』

とある冬の日。私は知り合いと二人で服を買いに出かけていた。


近所の小さな服屋。店員さんも顔馴染になるほどよく行く店だ。


その店の天井にはヘッドレスのマネキンが複数置いてある。


知り合いとは同じ学校の出で、お互い就職してからもこうやって買い物に出かけたりしている。


「あれ?」


マネキンを見ていた知り合いが首を傾げる。


「どうした?」


何も違和感はなかった。


すると知り合いは天井の隅を指差し。


「なんであそこのマネキンだけ首があるんだ?」


その場所には何もなかった。

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詛話 紅葉ひいらぎ @LAPIS_hory

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