概要
「無駄金なんて一銭も払う気はないよ」
かつて王子の婚約者だった公爵令嬢キャロル。
聖女の出現により婚約を破棄され、国外追放された彼女は、今や辺境の村で「銭ゲバ婆」と蔑まれる守銭奴となっていた。
そんな彼女のもとへ、聖夜の前夜、亡霊と三人の精霊が訪れる。
示されるのは、過去の記憶、現在の真実、そして未来の光景。
金の亡者と呼ばれてきた彼女が、最期にした選択とは――。
クリスマス・キャロルの精霊たちが紡ぐ、切なくも温かな聖夜の物語。
聖女の出現により婚約を破棄され、国外追放された彼女は、今や辺境の村で「銭ゲバ婆」と蔑まれる守銭奴となっていた。
そんな彼女のもとへ、聖夜の前夜、亡霊と三人の精霊が訪れる。
示されるのは、過去の記憶、現在の真実、そして未来の光景。
金の亡者と呼ばれてきた彼女が、最期にした選択とは――。
クリスマス・キャロルの精霊たちが紡ぐ、切なくも温かな聖夜の物語。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!寒い冬、心を暖めたいあなたに。
クリスマスシーズンに是非読んでほしい、感動の一遍です。
とある村で店を営む、主人公キャロル。
彼女は自他ともに認める「血も涙もない冷酷無比な守銭奴」。
人は裏切っても金は裏切らない。
聖夜の前日、金勘定をしているときに現れた白いベールの女がキャロルに告げる。
「これから三人の精霊があなたのもとに訪れます」
「後悔のない生き方を選んでください」と。
精霊たちが彼女に視せた光景は過去の記憶、現在の真実、そして未来。
キャロルが選んだ「生き方」とは……。
多くを語ればネタバレになるため避けますが、涙腺の脆い私は中盤から終盤にかけての展開でボロボロと泣いてしまいました。
胡蝶乃夢さんが紡ぐ…続きを読む