いずれ消えていく

客観的に見るホラー映画

　今日も何を考えて何をうたがうのだろうか。

　全てを忘れたくてホラー映画を見てる。

　誰にも見られない場所で思い出し笑いをするために単語を覚えておきたいから。

　ホラー映画を見ている自分や他の人たちを誰がどうやって見ているのだろうか。

　外では必ず誰かがこちらを見ているかもしれない意識を持てるから行動を制限されていると知る。

　では中ではどうなのだろうか？

　外にしろ中にしろいずれ消えていく今。

　答えはでない。

　でも問いは持ちたい。

　いずれ消えていくのなら、何を遺（のこ）すのか？

　または何を消すか。

　なにも答えがいらないはずの強制された『生きる』現象。

『生かされている』と知りつつも消えていく今、現在、未来に今日も悩んで外へ出かける。