今年もやってきたクリスマスイブと隠し事
影山京夜
クリスマスイブに男三人で炬燵でぬくぬくとしていたら見つけてしまった。
さーてと今日はクリスマスイブだ!
何故クリスマス当日じゃないかと言えば毎年いつも集まってる後の二人が当日は俺(八馬悠人)以外は仕事と合宿らしいからだ。
クリスマスなんてどうせただの平日と同じだ。
イチャイチャしてるカップルなんてどうかしているに決まってるんだ!!!。
異論は認める。
聞く気はまったく起きないが・・・・・・。
まあそんなことは置いておいて俺は今日は楽しまなくちゃな今年三人で集まれるのは最後だからな。さーてアイツらが来るのは後1時間後の20時30分だ。1時間って絶妙に暇な感覚がするのは俺だけか?。
何すっかなー。
何気にいつもより少し早く起きてたのもあってなんもなく眠くなくもなくもなくもなくもなくもなくもない。
アイツらには週5で会ってるってのにやっぱりいつメンと話すのやっぱり少し楽しみらしい。
うーん?何かクリスマスと言えばのやつを買って来ようかな。
ローストチキン、ケーキ、シャンパンとかあるけど買ってきそうな気がしなくもないから被るのは大変だしな男三人とは言え食えるとは限らないからな量分からんしな。
まあ聞けばいいんだけど。
気がつけば後40分程になっていた。
よし聞くとするか
『何かクリスマスの物買ってくる?』
龍聖からは
『別に買わない』
透からは
『チキンは某チェーン店のやつを2箱いっぱい分買ってく』
と来た。
『俺は特に予定してないけどシャンパンとケーキいる?』
『欲しいなら』
『買おーぜ!』
『なら近くにケーキ屋あるから買いに行って来る。』
鍵、財布、携帯持ったし、よし出かけるとするか。
・・・・・・・
よし着いた。
うーん何がいいかな?。
ショートケーキもあり、チョコもありだけど少し重いか?。
チーズは少し違う気がしなくもないんだよな。
フルーツケーキはあり、タルトもいいかも?。
抹茶もなんか少し違う気が・・・。
うーんまあショートケーキが無難かなー。
うーんフルーツもなー。
嫌、タルトかなー???。
ショートケーキかな?。
よしショートケーキにするか。
「すいませんホールショートケーキの5号とシャンパンを下さい。」
「かしこまりました5千円になりますね。」
「じゃあ5千円で。」
「5千円丁度ですねー。」
「ありがとうございます。」
・・・・・・・
よし帰って来たぞ。
時間は20時15分か悩んだからか思ったよりかかったなー。
ガチャ・・・・・・ん?
明かりついてね?消したはずだがなー。
パーン。
パーン。
パーン。
は?・・・・・・。
「おいこらお前らー!!!。 」
「どうした?」
「何かあった?」
「おい白々しいな」
どうしたって言った方は椿龍聖(つばきりゅうせい)で何かあった?の方は艘元透(そうげんとおる)だ。
「後一瞬気がつくのが遅かったら普通に通報してたなー。」
「悪いなだが急に透がサプライズしようって言い出して。」
「おいずるいって龍聖も乗りだったじゃん。」
「まあそれは認めるが。」
「そうか龍聖と透、俺達五人ならまあ大丈夫そうだな。」
ん?
「嫌5人は、いないぞ悠人」
「そうだよいないじゃん。」
「嫌、俺にも何故だか分からんな。」
「嫌、怖いんだが。」
「悠人分からなきゃ誰も分からないじゃん。」
まあそうなんだが何故なんだろうか霊感なんてものはあった覚えが一切ないので分からない。
まあ次の話に行こうとするか。
「「炬燵はいらないの?。」」
嫌、もう居るのかよ。
「来るならREINで連絡してくれよ本当に通報手前だったぞ。」
「悪い。」
「だってその方が早く楽しめるじゃん。」
「あのなー早く楽しみたいのは分かるが合鍵を龍聖と透に渡してるとは言えど勝手にはあんまり入るなよな。」
「悪い。」
「なら開けといてくれてもいいじゃん。」
「全然悪気を感じないし開けておくなんて物騒なことはできないし、最悪通報されることを念頭に入れておけよ透。」
「何で俺だけなの?でもそうなったら助けてくれるじゃん。」
「だとしてもだ連絡は確実にしといてくれない。」
「分かったならそうするようにする。」
「また今度でいいじゃん」
「確実に頼むぞ龍聖、透はしないかもだからな。」
「分かった。」
「するかも知れないじゃん。」
「かもじゃ困るんだよ最悪俺も通報する可能性があるからな。」
「友達だからいいじゃん。」
「それとは話しが別だよ。」
「何でーいいじゃん。」
「言い訳がねーだろ最悪泥棒の可能性があるってのによ。」
「そんな訳ないじゃん。」
「オートロックだと言えどあり得ないことじゃないからな絶対はないからな。」
「なる訳ないじゃん」
「そういう事件も稀に見るからな。」
「確かに見る。」
「どうせあるわけないじゃん。」
「なかったら報道、新聞等で取り上げないからな。」
「気をつける。」
「ならちゃんとするー。」
「頼むな。」
おっと軽く説教してたら予定してた時間だな。
「そうこうしてたら時間だな。」
「もうそんな時間か。」
「いいねクリスマスイブ楽しもうじゃん。」
「よし、俺は食器類用意するから龍聖はコップで透はケーキ、チキン開けておいて。」
「分かった。」
「OK!!!」
・・・・・・
「OK準備完了だな。」
「だな。」
「だねー。」
「いただくとするかな。」
「うまい。」
「最高じゃん。」
「チキン最高だなー。」
「同じく。」
「噛み締める度に肉汁が出てきてもうたまらんじゃんねー。」
「食レポ止めろヨダレ出てくるからな。」
「本当に止めてくれ。」
「いいじゃん。」
「良かったら言ってないんだよな」
やっぱりこの慣れ親しんだ味たまんねー。
俺もケーキ食べよ
「うん、この丁度いい甘さが口の中に広がってくるのいいなー。」
「悠人も食レポか」
「すまんつい。」
「ついじゃないんだが。」
「悠人も人のこと言えないじゃん。」
「透と違って色々な物食レポはしないって極稀にこういう時があるだけだな。」
「そんな頻繁な訳じゃないじゃん。」
「「どの口が言ってるんだよ。」」
「えー?嘘だって。」
「ならばどれ程良かったのかな。」
「シャンパンも美味しい。」
「そうだな龍聖。」
「ショートケーキとのバランスが最高。」
「お!龍聖もレポしてるな。」
「このコンビは協力。」
「嫌、分からんくはないけどな。」
・・・・・・
「よしケーキは食べ終えてシャンパンは飲みほしたな。」
「美味しかった」
「もうお腹いっぱいだよー。」
「まあチキンは二箱のうち1個半位だったな。」
「全然はいけなかった。」
「残りは明日の昼に悠人が食べればいいじゃん。」
「有り難くいただくとするな。」
「いっぱい食べてくれ。」
「嫌、それ言う程ないからな龍聖。」
「なら追加で買えばいいじゃん。」
「それは面倒だから違うんよな。」
「そうか。」
「トイレ行ってくるね。」
「行ってらー透。」
ピコン。
ん?誰か携帯が通知きたみたいだな。
俺のではないみたいだし、龍聖ではないみたいだから透か。
ピコン。
また鳴ったな。
ピコン。
少しだけ見てやろー。
携帯を取って画面を表示してみる。
『透ー!明日のデートどこいく?』
と来ていた。
ん?見間違えかな?
もう一度確認してみる。やはり間違いではないらしい。
マジか一番恋愛に遠そうだと思ってたやつが彼女いるとはなー。
お願いだから嘘だと言ってくれ。もしくは家族であってくれ。
ピコン。
そっと元の位置に俺は透の携帯を置いた。
あの気分屋やでやることなすこと飽きっぽいやつの彼女ってどんな人なんだろうか?。
というか本当に彼女なんだろうか?。
期間限定ってのは考えなくはないがアイツの性格的にはまあ、あり得なそう。
てことはまあ間違いなく彼女なんだろう。
え?彼女・・・・・・?。
彼・・・・・・女。
彼女・・・・・・かー。俺にもできないかなー?。
本当に彼女とは限らんが。
ガチャ
透が帰って来たらしいな。
聞くのもアリだけどなんだけど。聞いてしまったらキツい可能性がなー。
まあ聞かないでおくかな。
「透、彼女から連絡来てたぞ。」
ん、今、龍聖お前なんて?
「ありがとう。」
「おい待て、龍聖は透彼女居るの知ってるのか?」
「ああ。」
「嘘だろ?なら確実じゃねかー!!!」
「昨日仕事帰りに二人で居る所に会ったぞ。」
マジか!!!。龍聖がそんな嘘をつくとは思えないから流石に確定かな。
「でもなんで悠人も知ってるの?」
ギク!!!。
「悪い携帯見ちまった。」
怒られたりしないと願いたいがそうなったら仕方ないな。俺のせいだし。
「個人情報の塊なんだからダメだよ見たら今回は許すけど。」
「ありがとう。助かる。」
絶交とか言われなくて良かったー。
危ねー耐えたー。
本当によかったー。
「でも、バレちゃったみたいだし今度の連絡からは彼女優先でいいってことじゃん?。」
嫉妬はしているが流石にここでダメだと言うのは無理があるな。
言うしかないか。嫌、言いたくはないけど。
「おめでとう透も初彼女だな。」
実は中学からの彼女がいることは誰にも言ってないが。
そうかいるのかー幸せになれよ。
メリークリスマス!!!。
今年もやってきたクリスマスイブと隠し事 影山京夜 @kageyamakyoya831
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