AIが身近になってきた今だからこそ読みたい、重厚なSF作品

一章読了時点でかなり面白いのでレビューさせていただきます。
本作は近未来の日本を舞台とした硬派なSF作品。
主題となるのは自我を持ったヒューマノイド。
ここまでは昔から語られてきた普遍的なテーマだが、そこに日本的要素、アニミズムが加わり独特の世界観を演出してくれる。
往年の攻殻機動隊のような世界観がドンピシャな世代としては堪らない設定だ。
また、AI技術が日々進歩していくなかで、同種のSF作品達より、更に来るべき近未来が近く、もしかしたら?の感覚が非常にリアルを帯びてくる。
今だからこそ、一読してみては如何だろうか?
私もこれから、この世界にドップリと浸かろうと思う。

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