河童とは存在ではない。それは……


転居した地に伝わる河童の伝承を調べる小説家の嶋田は、現地調査と時を同じくして心身の変調をきたす。

そんなある日、嶋田は水死体で発見された。
残された彼の日記から、その事件もしくは事故の真相が明らかとなる。

日記に記された嶋田の調査の主眼は、河童の外見と尻子玉を抜くという習性。

起こる身体の異変は大食と体形の変化。
悩む精神の変化は、記憶にない行動。

日記の最後の記述で、すべての謎は帰結する。
河童とは、何なのか。
嶋田に何が起きたのか。

戦慄のミステリーホラー。
怪異の解明とその恐怖がここに!

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