異世界に半ば足を突っ込むその男。

異界…その不思議な響き。作者はきっと
半分は異界に住んでいると常々に思う。
何故ならば、作者の奇想天外な発想力と
ユーモアの卓越したセンスは、

この世のものではないからだ。

…と、書くといきなりホラーチックに
なってしまうけど、作者はホラー小説を
書いても物凄い。
        そう、この世はセンス。

取り分け、小説を書く者は心しておかねば
ならない感覚なのだが、この作者はそれを
持っている。しかもこれ見よがしに前面に
引っ提げている。そして、ここぞ!!と
いう時に バッ と見せびらかすのだ。

 変質者の話ではない。

これはあくまで、天賦の才の事を言って
いる。ナカナカナカナカナヌカナカカナと
いう(敬意を込めて少しサービス)作者の
作品は、どれも謎と笑いと深い感嘆に
満ちているのだ。

先ずは、ひとつ手に取って読まれる事を
切に希望する…。

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