人心を引き裂く大きな壁

現代よりもディストピア化が進行してしまった世界で描かれる、ラブコメ作品です。

主人公は上流階級側の街に暮らす一般人。ただしそれ以上の補償は何もなく、アルバイトで生計を立てています。

そんな彼女の生きがいは、下層側の街で行う保育園のボランティア。

趣味と実益を兼ねてこそいますが、一線を越えることはあらず。

息苦しい上流階級の生活を一時でも忘れられるため、主人公は喜んで奉仕活動に精を出していました。

そんな主人公が出会ったのは、下層民であるにも関わらず上流学校に通う一人の少女。

その愛らしさに目を奪われた主人公は、何かと理由を付けて世話を焼くようになります。

そして知ったのは、彼女が上流学校に通うことになった悪意を凝縮したような理由。

主人公はこの先、少女とどう向き合っていくのか。

ぜひ読んでみてください。