タカは飛び、彼女はいなくなる

柳明広

本編

 タカ君、と背後から呼ばれ、俺はため息をついた。

「タカ君?」隣にいた同級生が首を傾げた。

「あだ名だよあだ名」俺はうっとうしそうにこたえ、振り返った。「何ですか、田辺先輩」

 田辺先輩は女子バスケットボール部のエースだ。背丈は百八十をこえ、中学三年生に見えない。身体は細く、しなやかで、運動をするために生まれてきたような女の子だった。

「何って、何というわけじゃないけど」田辺先輩が口ごもった。「用事がないと、呼んじゃ駄目?」

「駄目です」俺はきっぱりと言った。「これから移動教室なんですから、時間ないんです。それじゃ」そう言って背中を向けようとしたが、言い忘れたことがあり、先輩に向かって大股に近づいていった。

「どうしたの?」

「友達の前で声かけるのやめてください。変なかんぐりされると困るんでっ」俺は小声でまくしたてた。

「何言ってるのよ。私はそんなの気にしないって」

 俺が気にするんだよ! と言ってやりたくなったが、次の授業時間が迫っているので、俺は「そういうことなんで」と言って先輩に背中を向けた。

「かわいい先輩だったな」同級生がにやにやと俺を見つめる。「うらやましいな」

「そんな関係じゃねえよ、馬鹿」俺は吐き捨てるように言って、教室に向かった。

 タカ、というのは俺の名前ではない。本名にタカという言葉もない。

 小学生のころ、俺は飼育委員をやっていた。そのとき、「自分が好きな生き物の絵を描き、その生き物について調べて発表する」という発表会があり、俺は鷹を選んだ。鷹を手なずけ、鷹狩りを行うところをTVで観た影響もあり、かっこいいと思ったからだ。

 俺の絵を見た、同じ飼育委員の田辺先輩が「それ、鷹の絵? 上手だね」と言ったのが、先輩との関係のはじまりだった。

 以来、田辺先輩は俺のことを「タカ君」と呼んでいる。小学生のころは気にならなかったあだ名だが、中学生にもなると人目が気になり、恥ずかしくて仕方なくなってしまう。

「タカ君、お昼いっしょに食べない?」

「タカ君、宿題やった?」

「タカ君、ちゃんと寝られてる?」

 あんたは俺の姉ちゃんか、と何度思ったかわからない。実際、田辺先輩は俺のことを弟のように思っている節があった。俺の方が年齢がひとつ下なうえ、背丈が十センチも低いので、弟のように思っているのだろう。その気持ちに親愛を感じないわけではないが、その感情を外に出されると、はっきりいって迷惑だし、恥ずかしい。

 俺は俺で、田辺先輩に強く出られないでいた。田辺先輩と話しをすると、必ず「タカ君」と呼ばれてしまう。それがあまりに恥ずかしかったからだ。同級生からどういうことか訊かれるし、ときにはからかわれることもある。苗字で呼んでくれと頼んだこともあったが、先輩は「タカ君はタカ君だし」と言って聞いてはくれなかった。

 だから俺は、基本的に田辺先輩を無視している。こっちから声をかけることはほとんどない。

 ないのだが──

「タカくーん」廊下に響きわたる大声で、田辺先輩が俺のことを呼んだ。「今日もお昼いっしょに食べようねー」

 俺は頭をかかえそうになった。隣で、同級生がにやにやを通りこして腹をかかえて笑っている。

 ああもう、この人は! 人の気も知らずに!

 無視しようと思っていても、田辺先輩はそれを許してはくれないのだった。


 昼食をとる場所は決まっている。運動場の隅の木陰だ。弁当を広げ、黙々と箸を動かす。

 ちらりと田辺先輩の顔を見やる。ひかえめに言って、整った顔立ちをしていると思う。同級生が冷やかすのもうなずける。しかし、俺はこの人の恋人ではないのだ。あくまで、同じ中学の先輩と後輩だ。

 ふと、田辺先輩が横目で俺を見て、箸をとめた。箸を置いて俺の顔に手を伸ばす。

「うわっ」と声をあげ先輩からはなれようとしたが、先輩の手が俺の顔に触れる方が速かった。

 先輩は指についた何かをぱくっと口に入れた。

「米粒ついてたよ」何でもないことのように先輩は言った。

 何考えてるんだこの人は! 俺はさすがに腹が立ち、「田辺先輩!」と怒った。

「え、どうしたの?」

「そういうことは恋人同士でやってください! そんなことされると誤解されます!」

「いっしょにごはん食べてる時点で、誤解も何もないと思うけどなー」

 ぐっ、と俺は黙りこんだ。何も言い返せず、俺も弁当に集中することにした。

「でも、タカ君が嫌ならもうやめとく」先輩はどこかさびしそうだった。

「そうですよ。誰にでもやっていいことじゃないんですからっ。もっと自覚を持ってください」

「はぁい」先輩は反省したかのようにしょげてしまった。「もう少しで、こんな時間も終わりなのになあ」

 時は十一月。暑さもやわらぎ、心地のいい季節だった。中学三年生の先輩は、あと数カ月で卒業してしまう。そのことを言っているのだ。

「タカ君はさ」おそるおそるといった様子で先輩は口を開いた。「私とごはん食べるの、嫌?」

「……嫌だったら断りますよ」俺は小さな声でこたえた。

 先輩のことはうっとうしいと思うが、嫌いではない。何かと気にかけてくれるし、親切心の塊のような人だということはわかっている。

 ただ、恥ずかしいのだ。先輩に「タカ君」と呼ばれ、近い距離で話しかけられるのが。

 さっきまでの暗い表情が嘘のように、先輩の表情がぱっと明るくなった。

「そうなんだ、よかった!」そう言って、弁当の残りをあっという間にたいらげてしまった。

 俺はというと、半分以上残った弁当を見てため息をつくことしかできなかった。


 田辺先輩が告白されたらしい。その話を、俺は偶然、廊下で聞いてしまった。

 上階の三年生の教室へ続く階段。その踊り場に、三年生と思しき女子生徒が集まって話しをしていた。

「で、相手は誰なの?」

「男子バスケ部のキャプテンみたい」

「同じ部かー。それは狙われてたな」

「で、洋子は?」

 洋子というのは、先輩の名前だ。

「断ったらしいよ」女子生徒は言った。「お似合いだと思うんだけどなあ」

「でも、洋子っていつもいっしょにいる男の子いるよね」

「お昼ご飯食べてる子?」

「そうそう。あれ、誰なんだろうね」

「実は、その子とつきあってたりして」

 聞くにたえない話がはじまりそうで、俺は足早にその場を去った。

 つきあってる? 俺が? 先輩と?

 勘弁してくれ。そう思う一方で、もやもやしたものが心の底にたまっていくのがわかった。


 数カ月はあっという間だった。卒業式が終わると、卒業生も在校生もみな運動場に出て、スマホで写真を撮ったり、涙を流しながら別れを惜しんだりしている。

 俺は無意識のうちに先輩を探していた。すぐに目があった。

「タカ君」先輩が足早に近づいてくる。手には卒業証書の入った筒を持っていた。

「ご卒業おめでとうございます」俺は後輩らしく、先輩に頭をさげた。「高校行ってもがんばってください」

 うん、と先輩は小さな声でこたえ、鞄の中から手紙を取りだした。「これ、受けとってくれるかな」

「賄賂ですか」

 俺が冗談を言うと、先輩は怒りだした。「何でタカ君にそんなもん送るのよ!」

「冗談です」俺は手紙を受けとった。実を言うと、内心、ドキドキしていた。卒業式にもらう手紙。それには何か、特別な意味がこめられているように思えた。

「受験は大変だけど、頑張ってね」先輩はにっこりと笑った。「タカ君なら大丈夫だと思うけど」

「ずいぶん信頼されてますね、俺」

「だってタカ君だもの」笑顔で先輩は言った。

 洋子ー、という呼び声が聞こえた。「行かないと」と口にした先輩は、俺に右手をさしだした。しばらくその手を見て、俺はようやく、握手の合図だと気づいた。

 俺は先輩の手を握った。はじめてのことだった。細いのに、やわらかい。バスケットボールをしていたとは思えない。何となく、先輩らしい手だなと思った。

「じゃあね」そう言って先輩は行ってしまった。


 家に帰って、俺はペーパーナイフで手紙をていねいに開封した。便箋には、かわいらしい文字で、俺への感謝がつづられていた。


『タカ君へ

 今まで、本当にありがとう。タカ君のいる学校生活は、本当に楽しかったよ。たまに迷惑をかけたかもしれないけど、それはごめんね。でも、タカ君はいつも許してくれた。感謝してる。

 残りの中学生活、悔いのないように頑張ってね。私は、ちょっと悔いを残しちゃったから、私みたいにならないでね。タカ君ならできる! ファイト!

 優しいタカ君のことが、私は大好きだよ』


 大好き、という言葉に、俺は思わず手紙を落としそうになった。胸がドキドキして、きゅっとしめつけられるような感覚をおぼえる。

 大好き。それはどういう意味なのだろうか。弟みたいにかわいがってくれた先輩が、俺を恋愛対象に見ているとは思えなかった。

 だが、ひとつだけはっきりとしたことがあった。

 俺は、田辺先輩のことが好きだったのだ。

 どうしてもっと早く気づかなかったのか、自分の馬鹿さ加減、ガキっぽさに嫌気がさす。先輩のことをうっとうしいとしか思えなかった自分の未熟さに反吐が出る。

 手紙に何度も目を通し、俺は泣きたい気持ちでいっぱいだった。どうして気がつかなかったのか。自分の気持ちなのに。あれだけ、告白する機会がありながら、無駄な時間をすごしてしまったことを、俺は後悔した。

 後悔。俺はもう一度、手紙に目を通した。そして、家を飛びだした。

 学校へ行くと、先生が数名残っているだけで、生徒の姿はなかった。もう親といっしょに帰ってしまったのだろう。当然、先輩の姿もない。俺は落胆を隠せぬまま、学校をあとにした。

 先輩が残した「悔い」。

 その真実を知る機会を、俺は永久に失ったと思った。


 俺が中学校を卒業してから十数年が経った。立派に社会人生活を送っている俺のもとに、一通の手紙が届いた。

 田辺先輩からの、結婚式への招待状だった。結婚、という文字に、俺はうろたえた。俺の中で彼女は、中学校の卒業式から変わっていないからだ。

 行かない、という選択肢などあるはずがなかった。

 結婚式の会場には、大勢の人が集まっていた。会ったこともない人ばかりだ。ひょっとすると、中学時代の知りあいで呼ばれたのは、俺だけなのかもしれない。

 結婚式の前に、顔を見たくなった。しかしそばには新郎がいるだろう。突然現れた男に、新郎はいい顔はしないはずだ。それでも、俺は先輩の顔をどうしても見たかった。

 控室の場所を聞き、ドアの前に立った。ドアを叩こうとするが、緊張でうまく手が動かない。深呼吸をし、両手で頬を叩き、気合いを入れる。

 ドアをノックすると、「どうぞー」というのんびりとした男性の声が聞こえた。

 部屋には、新郎と思しき若い男と田辺先輩がいた。先輩は真っ白なウェディングドレスを着て座っている。

「タカ君……」小さな声だが、俺にははっきりと聞こえた。俺の中で先輩の時間がとまっていたように、先輩にとっても、俺はいまだにタカ君なのだ。

 新郎が怪訝な顔をしたので、先輩が「私の後輩なの」とフォローしてくれた。微笑む姿は、俺の知らない、立派な大人の女性だった。

「来てくれてありがとう」先輩は言った。

 新郎が落ちつかない様子だったので、先輩は「ごめんなさい、少しだけ席をはずしてもらってもいいかな。話しをしたいの」

「洋子、彼はひょっとして」新郎が言った。

「大丈夫、そういう関係じゃないから。本当に、ただの先輩と後輩」先輩は両手を合わせ、お願い、と言った。

 新郎は先輩の言うことを信じたのか、「わかった」とうなずいて、部屋を出ていった。出ていくとき、にらまれたような気がしたが、気のせいだと思いたい。

「本当に、来てくれたのね」先輩が俺を見て言った。「来てくれないかと思ってた」

「先輩の結婚式に呼ばれて、来ないわけがないじゃないですか」俺は言った。「ところで、中学時代の友達は来てないんですか?」

「来てるわ。あ、そっか、タカ君は顔知らないんだっけ」

 そう言われてみればそうだ。自分は先輩の交友関係を知らない。顔を見てもわかるわけがない。立派な社会人になったつもりだったが、とんだまぬけだ。

「馬鹿だなあ、俺」

「何言ってるの。しっかり大人になってるじゃない」先輩は立ちあがり、俺の前にやってきた。「ほら、背丈だって」

 百八十ある先輩の身長。しかし俺は中学後半から高校時代にかけて、ぐんぐん背が伸び、今や百九十に達している。いつの間にか先輩を追い抜いていた。

「まさか抜かれちゃう日が来るなんてねえ」

「俺も、先輩を見おろす日が来るとは思いませんでした」

 そう言って、二人して笑った。和んだ空気が流れた。

「それで、控室まで来て、どうしたの?」

「いや、どうというわけじゃ……ただ先輩の顔が見たくて」言いかけて、緊張で忘れかけていたことを思いだした。「そうだ、これについてどうしても聞きたいことがあったんです」

「何?」

 俺は鞄から、卒業式にもらった手紙を取りだした。しっかり封をしビニル袋につつんで保管していたから、ほとんど傷んではいない。

 先輩は目をまるくし、少し頬を染めて俺を見あげた。「まだ持ってたんだ」

「先輩からもらったものを、そうそう捨てるはずがないじゃないですか」

「それは嬉しいけど……何だか、恥ずかしいな。変なこと書いてなければいいけど」

「変なことじゃないですけど、気になる文言があって」俺は言った。

 訊く機会を逸したと思っていた疑問。そのこたえを得るには、今しかなかった。

「中学のとき、悔いが残ったって書いてあるんですけど、何かあったんですか?」

「……それ、今聞くの?」

「あのときも気になってたことなんで……聞く機会なんて一生来ないと思ってましたけれど」

 実を言うと、俺は少し期待していた。ずっといっしょにいた女の子が「悔いを残した」と言えば、十中八九、自分のことにちがいない、と。

 今さらそんなことを聞いてどうするのかと言われればそれまでだが、俺ははっきりさせずにはいられなかった。

「沢田美恵子さん、ていう女の子、おぼえてる? タカ君の同級生の」

「それは……」おぼえている。俺はうなずいた。

「その子、部の後輩でね。相談されたのよ。タカ君のことで」

「俺、ですか」

「彼女、タカ君のことが好きだったんだって。だから、仲のいい私から、タカ君のこと訊きたがったのよ」

 全身から力が抜けるようだった。とんだ思いちがいをしていたようだ。

「でも、私にはわからないってこたえたの。だってタカ君は」逡巡してから、先輩はこたえた。「私の、タカ君だから」

 俺は黙って先輩を見おろしていた。

「あの子にタカ君のことを教えてあげればよかったって、ずっと後悔してた。タカ君は私の恋人でも何でもないのに、ひどいことを……」

「俺は」先輩の言葉をさえぎる。「あのとき、俺は先輩の、恋人になりたかっ……」

「駄目」先輩が強い口調で言い、人さし指を立てて俺の口をふさいだ。「もうすんだことなの。その先を言っちゃ駄目」

「……わかりました。じゃあ、沢田さんのことで、悔いが残ったってことなんですね」

「……そうね。そういうことにしておいて」先輩はため息をついた。

 そういうことにしておいて。その言葉がふくむ意味に気づかないほど、俺はもはや鈍感でもガキでもなかった。

「もしそうなら、大丈夫ですよ」

「え?」

「俺、美恵子とつきあってますから」

 先輩は俺を見あげた。「本当に?」

「ええ、高校が同じで、そのときに」俺は頭をかいた。「一応、その……今は結婚を前提につきあってます」

「よかった!」先輩は声をあげ、椅子に腰をおろした。「何だ、私なんかいなくてもよかったんじゃない」

「近いうちに、結婚式の招待状を送ることになるかもしれません」

「そうね」先輩は微笑んだ。「楽しみにしてる」

「先輩の生活が落ちついてから送るようにしますよ」

「そんなこと気にしなくていいから」

 言葉が途切れる。お互いに、次に発する言葉を選んでいるようであった。

「先輩」俺は言った。「おそくなりましたが、ご結婚おめでとうございます」

「ありがとう」先輩は言った。「タカ君にも近いうちに同じ言葉を返さないといけないかもね」

「先輩」俺は言った。「俺、先輩のこと好きでした」

「うん」先輩は軽くうなずき「私も、大好きだった」

「でも、その気持ちは美恵子に向けることにします」

「そうしてあげて」先輩は意地の悪い笑みを浮かべた。「そうしないと、私がひどいめにあいそうだから」

「美恵子はそんな女じゃないですよ」

「どうかしら。あのときは結構しつこく、タカ君のこと訊かれたけど?」

「それはご迷惑をおかけしました」俺は苦笑した。

「鷹は新しい目標を見つけた、か」先輩はつぶやいた。「もう、私の知っているタカ君はいないし、『田辺』先輩もいなくなる」

「そうですね」

「お互い、今日を新しいスタート地点にしましょう」先輩は立ちあがると、俺に近づき、抱きすくめるように軽く、俺の背中に腕をまわした。「これで終わり。お互い、がんばりましょ」

「先輩、ありがとうございます」

「こちらこそ、ありがとう」

 ドアの向こうから声が聞こえた。「洋子、もういいか?」

「せっかちな人」先輩は苦笑し「ええ、もういいわ」

 新郎にあいさつをし、俺は控室を出た。廊下をひとり歩く。

 先輩の気持ちは理解した。すれちがいはしてしまったが、いっしょにいた時間は決して無駄ではなかったとわかっただけで、俺は満足だった。

 さあ、先輩を目一杯祝福してやろう。それから、美恵子に会おう。おいしいものでも食べながら、先輩の話をしてやろう。先輩から美恵子の話を聞いた、て言ったら、どんな顔をするだろうか。今から楽しみだと、俺はひとり、意地の悪い笑みを浮かべていた。

 ポケットに手を入れると、先輩の手紙が指に触れた。

 先輩は今日を新しいスタートにしようと言った。先輩にとっても、俺にとっても。気持ちを切りかえるためにも、そしてきちんと美恵子を愛するためにも、この手紙は捨ててしまうべきか。一瞬、そんな考えが頭をよぎったが、俺は手紙を鞄にしまった。

 新しいスタートを切ったとしても、なつかしい過去を捨て去る必要はないじゃないか。未練かもしれないと思ったが、俺には美恵子がいる。先輩はもう、過去の人にすぎない。過去の人にしなければならない。

 俺は足早に、結婚式場へ向かった。


(了)

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タカは飛び、彼女はいなくなる 柳明広 @Yanagi_Akihiro

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