書いた本人が第一稿でまちがえてしまったので、一番悪いのは原作者だとは思います。
ただ、本は「原作者をふくめた大勢の人によってつくられるもの」だと教わったので、原作者だけに責を負わせるのは、なにかちがうなと感じます。「勝手に2ページ追加された」というプロの作家さんの話を見たあとなのでよけいに。
菊地秀行先生の『吸血鬼ハンターD 44 紅い夏の道ゆき』。朝日新聞出版。
辺境にいるろくでもない不良戦士を指す言葉が「不良戦戦士」(P19)となっていました。
この表記に、別の意味で、「あれ?」と思ってしまった方、正解です。
Dの世界では、貴族や魔物と戦う者のことを「戦士」ではなく「戦闘士」と呼ぶのが一般的です(「戦士」が使われることもあるにはあります)。
なので、先の誤植は「不良戦闘士」となおすところを、誤って「不良戦戦士」になったのではないかと思います。現に、あとのページで「不良戦闘士」と書かれています。
菊地秀行先生の『魔界都市ブルース』でも似たような誤植がありました。それも割と最近の本で。
秋せつらを形容する「黒ずくめ」という言葉が、「黒づくめ」となっていました。
「黒づくめ」でもおかしくはないという意見もあるようですが、『魔界都市ブルース』をずっと読んでいる方なら、「黒ずくめ」でずっと通していることはご存じのとおりです。
なんだろう……菊地先生も編集の方も、ちゃんと原稿見てないのかな。人手不足の影響?