第10話 安宿にて

 ファルネウスの人間界での初めての宿。

 野良猫の威嚇と、野犬の遠吠えに酔っぱらいの歌声が裏通りから聞こえた。美しい月明かりが差し込むだけが取り柄の安宿の一室で、ファルネウスは机に向かい、羽ペンを走らせていた。古びた木の机がきしむたびに、インクの瓶が揺れる。

「先生、隣の部屋がまた……」

 付き人のインクが申し訳なさそうに言いかけたその時、壁越しに男女の怒鳴り声が響いてきた。

「この役立たず!」

「なんだと!このアマ!」

 男の拳が壁を叩いた。瓶の中の墨が振動で波打つ。ファルネウスは瓶を押さえた。

 インクは半ば呆れたような表情で、小声で呟いた。

「おそらく男性の、その、短小が原因かと……」

 彼はインキュバスの家系だ。文章を書くと、必ず性交渉を入れずにはいられない。

 ファルネウスの眉間の太い血管が痙攣した。彼は葉巻を咥えたまま、ゆっくりと立ち上がった。その姿には優雅な紳士の仮面の下に潜む冷酷さが漂っていた。

「悪魔としては、ある程度の品性は保ちたいものだがな、限界だ」

 彼は廊下に出ると、隣室のドアを三度、ゆっくりとノックした。

「なんだてめえ!」

 乱暴に開いたドアの向こうには、酒臭い息を吐く、上半身裸の男が立っていた。

「失せろ、じじい!」

 ファルネウスは微笑を浮かべると、葉巻から深く煙を吸い込んだ。「Schweig!」その口から吐き出されたのは、ただの煙ではない。煙は文字となって宙を舞い、「沈黙」の文字が男の鼻孔に吸い込まれていく。

 すると、男は喉を掻きむしり、必死に声を出そうとするが、もはや音にならない。

「次にうるさくしたら……」ファルネウスは男の耳元で囁いた。「知性の欠片もない舌を根元から引っこ抜くことになるがね」

「あんた、どうしたんだい!?」

 と、慌てふためく女の声が聞こえた。ファルネウスは深くため息をつき、自室に戻った。


 早起きの鳥のさえずりが、まだ朝靄に眠る街に響いた。その中を掻ける足音が微かに聞こえる。ヴェーザー川沿いの安宿での夜は、ファルネウスにとって最悪であった。普段、豪奢な邸に住む身としては、なにもかも初体験。

「この経験も本のためだと言いたいところだが、この硬いベッドでは腰が痛くてかなわん。悪魔界とは寝具に百年の開きがあるようだな」

 ほとんど眠れないまま朝を迎えたのだった。

 その憂鬱に畳みかけるように、部屋の入り口で扉を叩く音が響いた。

「先生!ファルネウス先生!原稿をお持ちしました!」

 ファルネウスは、こめかみを押さえ、頭痛をなんとか押し込んだ。

「くそっ、あいつか。インク、早くノックをやめさせろ!」

「先生、汚い言葉はいけないと。カウント1です」

「うるさい!」

 インクが薄汚れた木製のドアを開けると、青年アルブレヒトが息を弾ませながら立っていた。手には厚みのある原稿の束。期待に満ちた眼差しでインクを見下ろしていた。

「やあ、坊や、ファルネウス先生はいるかい?」

「帰りやがれ、です」

 インクは無表情のまま、彼の脛を蹴った。

「いったあ。君、なにするんだい!僕はここに来るように言われたんだ」

「インク、なにを騒いでいる」

 寝間着姿のファルネウスが顔を出す。アルブレヒトの顔がぱあっと明るくなった。

「悪魔の私が言うのもなんだが……時間の常識がないのかね。まあ、入り給え、騒がれるよりはいい」

 ファルネウスはベッドわきの丸テーブルの椅子に腰かけ、葉巻に火をつけようとした。そして、指先から火を出そうとして、止めた。魔法がバレたところでどうということはない。だが、小さい綻びがいつしか大きな失敗につながるというのが、彼の慎重さだった。

「ちょっと背中を見せてみろ」

え、とアルブレヒトは回転した。その間にすばやく着火した。

「ごみがついていたような気がしたのでな」

 と、高級葉巻を深く吸い、紫煙を吹き出した。

「どれ、原稿を拝見しよう。あと、インク、客人と私に茶を用意したまえ」

「へいへい、陶器はどうします?」

「ミントローゼ、いやザントヴェールだな。ただし、まともな方法で淹れろ」

「わかりましたよ~」

 インクはのっそりと立ち上がると、机の上に置かれた水の入った小さな鉄製のポットを手に取った。部屋の隅をうろうろし始める。

 彼は窓辺に歩み寄り、ふと何かを見つける。

「……お、いたいた」

 次の瞬間──

 バシュッ!

 インクの指が弾かれ、壁にいたゴキブリが素早く捕まえられる。黒光りする昆虫をつまみ上げ、彼は満足げに微笑んだ。

「おっと、もう一匹。……あとこいつも」

 彼の指が滑るように動き、今度は床を這っていたムカデが捕らえられた。インクは捕まえた昆虫たちを器用に片手で握りしめると──

 ゴクリ、と喉を鳴らし、あっさりと口へ放り込んだ。バリバリと粗食音がする。

「……相変わらず悪趣味な」

 ファルネウスがため息をつくのをよそに、アルブレヒトはあんぐりと口を開け、瞬きも忘れている。インクは唇を舐め、満足げに呟く。

「うん、上等な燃料です」

 そして次の瞬間、彼の口から──

 ボウッ!! 炎が噴き出した。

 小さな火柱が、ポットの底を舐めるように揺れる。宿の薄暗い部屋の中に、中国旅行で手に入れた上等な紅茶の香りが立ち込めた。

 インクは満足げに火を吹きながら、悪魔特有の不気味な笑みを浮かべた。

「はい、できましたよ、先生」

 華麗な手書きの花柄模様がほどこされた陶器に紅茶が注がれ、主人と客人の前に置かれた。

「……コホン、この子は、幼少期から見世物小屋で育ったものでね、幻術が得意なんだ。飲みたまえ」

 ファルネウスのフォローを他所に、インクはゴキブリの足を吹き出して捨てた。

「……は、はあ」

 アルブレヒトは、なぜか彼がそう言うのなら、そうなのだろうと納得してしまう。


 ファルネウスは椅子の背にもたれ、手元の原稿を静かにめくる。宿の薄暗い室内に、紙の擦れる音だけが響いた。

「……ふむ、なかなか良い文章だ」

 アルブレヒトの顔がぱっと輝く。

「本当ですか!? 先生!」

「もちろん。君の語彙は洗練されているし、情景描写も悪くない。特にこの比喩……“月明かりが水面に舞う白鳥のように” か。実に詩的だ」

 ファルネウスは淡々とした口調で感想を述べたが、実のところ、大して内容を気にしてはいなかった。文章の出来不出来は関係ない。彼の目的は別にある。

「……しかし、少し気になるな」

「えっ、どこがでしょうか!?」

 アルブレヒトが身を乗り出す。ファルネウスは目を細め、軽く手を振った。

「いや、誤解しないでくれ。君の文学的素養は素晴らしい。ただ、この洗練された語彙、豊かな感性……君自身のものだろうか?既視感を覚える」

「そ、それは……」

 アルブレヒトの表情が一瞬曇る。その沈黙を見逃さず、ファルネウスは優雅に微笑んだ。

「君のご家族も、文学に造詣が深いのでは?」

「……ええ、父が文学を愛し、家には多くの写本がありました。姉も教養があり……」

「姉?」

 ファルネウスは、わずかに首を傾げる。

 アルブレヒトは言い淀んだが、やがて観念したように口を開いた。

「姉は……高級娼婦をしています。貴族たちのサロンを主催し、才覚のある女性です。文学への造詣も僕なんか到底敵いません」

 その声には、自嘲が混じっていた。

「ほぉ、高級娼婦ね」

 ファルネウスは顎に手をやり、興味深げに呟く。

 すると──

「ほう、高級娼婦ね」

 インクがまったく同じ仕草で顎に手をやった。

 ファルネウスは一瞬、言葉を失い、それから深いため息をついた。

「こら、おまえにはまだ早い」

「えぇ~? 先生だって興味津々じゃないですか」

「いいから、お茶を淹れろ」

「はいはい、まったく……」

 ファルネウスは、優雅に微笑みながら、葉巻の煙を輪っかにして浮かべた。

「君の姉上は、聡明で素晴らしい方のようだ。しかし、君には君の才がある。文学の道に進みたいのなら、それを貫くべきだ。文学も模倣から始まるものだよ」

「先生……!」

 アルブレヒトの目が潤む。ファルネウスは満足げに微笑み、最後の一手を打つ。

「ところで、君の家は今、どちらに?」

「えっ、ああ……この街の東の屋敷です。古いですが、父が残した本はそのまま置いてあります」

「ほう、素晴らしい。実はね、ここの隣人とトラブルがあってね、宿を出なきゃならないんだよ。上等な宿はいっぱいでね」

「それなら、私の家の離れを使ったらいかがですか、客人用に空けてありますので」

「ほんとかね、それは願ったりだ。老人には薄いベッドはつらいのでね。でも、お姉さんに迷惑じゃないかい?」

「いいえ、そんなことまで姉の許可を得るようじゃ、男として情けないですから」

 ファルネウスはゆったりと立ち上がり、インクに目配せをする。

「インク、荷造りをしろ」

「先生、宿を変えるんですか?」

「ああ、文化的な環境での滞在は、創作のインスピレーションに欠かせんからな」

 ファルネウスは、優雅に微笑んだまま、アルブレヒトの肩を軽く叩く。

「君の家に、しばらく滞在させてもらうことにしよう」

「はい!喜んで」

 アルブレヒトは紅茶を一気に飲み干し、ファルネウスたちの荷造りを手伝った。


 ファルネウスとインクは、アルブレヒトに案内されて東の屋敷へと向かった。インクが大きな使い込んだ革鞄ひとつ、木製の小さな車輪の付いたキャリーカートに載せて引いた。

「便利ですね、それ」

 アルブレヒトはインクに並んで声をかけた。反応がない。

「旅行が多いと、手で持つのが億劫だから、作ったのさ」

 ファルネウスが相槌を打った。

「思ったより立派な家だな」

 到着した邸は、古いながらも二階建ての優雅な建物。しかし、庭園までは手が回らないと見て、若干荒れ気味である。かつては美しかったであろうが、壁には蔦が這い、雑草が侵食しはじめている。斜陽を感じさせた。

「父の遺産です。昔は執事もいたのですが、今は……」アルブレヒトは言葉を濁した。「姉が家計を支えています」

 ファルネウスは意味深な微笑みを浮かべた。

「高級娼婦としての収入で、か」

「そうです……」アルブレヒトの声は小さくなり、顔に赤みが差した。「私が働きに出ればいいのですが、そうすると執筆ができない……こちらの棟です」

 サロン客の宿泊としても使っていたので、質素ながらも掃除は行き届いていた。壁には古びた肖像画や風景画が飾られ、廊下の奥には大きな書斎が見える。こじんまりだが趣味の良い書籍が並んでいる。

「うむ、悪くない。インク、荷物を置け」

「先生、これからどうするんですか?」

 インクが小声で尋ねる。

「もちろん、アルブレヒト君の姉君に挨拶しに行くとしよう」

 三人は屋敷を出て、石畳の小道を通り、少し離れた母屋へと向かった。その建物は別館よりも精巧な作りで窓も大きい。光と風を取り込むための工夫が随所に見られる。

「丁度、サロン室でメンバーが談笑しています。人脈を作る場所でもあるのです。知識人や芸術家、そして貴族の方々が集います」

「あなたは参加なさらないのですか」

 入口で足を止めたアルブレヒトの肩が、わずかに震えていた。ファルネウスはその様子を見逃さなかった。

「緊張しているのか?」

「いえ……皆さん、丁寧に挨拶をしてくれますが、それは姉の弟だからにすぎません。お恥ずかしいのですが、このような場は緊張してしまって……」

 ファルネウスは優しく微笑んだ。

「心配するな。私は外交にも長けている」

 扉を開けると、洗練された調度品が並ぶ広間が現れた。壁にはタペストリーが掛けられ、床には精密な柄の絨毯が敷かれている。数人の男女が談笑し、ワインを傾けていた。

 そして、部屋の中央に彼女はいた。マグダレーナ・フォン・ヴァルデンである。

「兄さん、珍しいわね、顔を出すなんて」

「……ああ、紹介したい人がいてね、立派な人だよ。いいかな」

「ええ、歓迎よ。皆さん、新たなお客様が来られました。ご着席ください」

 振り返った女性の声は、蜜のように甘く澄んでいた。アルブレヒトの姉マグダレーナは、まさに彼の言葉通りの美女だった。金色の髪を緩やかに束ね、深緑のドレスが成熟した肉感的な体のラインを優雅に包んでいる。少し肉厚の唇が話すたびに、誘っているかのよう。そして、その美しさをより印象的にしているのは、知性が宿る瞳の輝きだった。たしかに人気が出るであろう女性だった。

「み、皆さん、こちらはファルネウス・ド・ラクロワ伯爵と、彼の執事インクさんです」アルブレヒトは少し言葉に詰まりながらも、背筋を伸ばして言った。「伯爵はブルゴーニュの名門の出身で、東方への旅から帰られたばかり。アヴィニョンではかつて覆面作家として、『闇の花』という詩集で物議を醸したのです。関係ありませんが、私の……私の文を認めてくださり……」

「まあ、すばらしい!そのような方をこの場にお呼びできるなんて。もしよろしければ、少しだけ詩を詠唱していただけませんか」

 挨拶が長いとばかりに、姉に遮られた彼は、口をパクパクさせた。

 ファルネウスは立ち上がり、部屋の中央へと進み出た。彼の姿勢は完璧で、シルクハットをとり、東方のおじぎをする。一瞬の間を置いた後、深い声で詠み始めた。

「夜の街を彷徨う貴婦人よ、その瞳に闇を宿し

歩み去る姿に魂は震え、禁じられた渇望に身を焦がす

神の目を逃れて、地獄の門を叩くのは誰か__」

 部屋は静まり返った。誰もが息を呑み、この異質な詩に戸惑いを隠せない様子だった。マグダレーナの目は一瞬だけ細くなったが、すぐに社交的な微笑みを取り戻した。

「まあ、なんて...独創的な詩でしょう、ねえ、皆さま」彼女は言った。「まるで別の世界の言葉のようです」

 観衆は愛想笑いを浮かべて、形だけの拍手した。感想を言う者はいなかった。理解できなかったからだ。

 ファルネウスは微笑んで、マグダレーナの隣に座った。文学談議は相応しいだろうと、彼女は話を振ると……

「先ほどハイネを引用されていましたが、原文は少し違います」

「おや?」マグダレーナが前のめりになる。「どう違うのかしら?」

「彼の詩『ローレライ』の第二節、『Die Luft ist kühl und es dunkelt, Und ruhig fließt der Rhein』と暗唱されていましたが」ファルネウスは丁寧に指摘した。「正しいアクセントは『Die Luft ist kühl und es dunkelt, Und ruhig fließt der Rhein』です。微妙な抑揚の違いですが、朗読の命は細部にあるもの」

 部屋の空気が一瞬凍りついた。マグダレーナの瞳に一筋の怒りが灯る。彼女は客の前で恥をかかされたのだ。

「まあ、素晴らしい記憶力ね」彼女は完璧な笑顔で返した。「でも文学は暗記ではなく、解釈ではありませんこと?」

「おっしゃる通り」ファルネウスは頭を下げた。「ただ、解釈の前に正確な理解があってこそ」

 マグダレーナの目が細くなる。この男は単なる学者ではない。彼ほど人を優雅に苛立せられる者に会ったことがない。知的な話をしながらも、彼女の身体を値踏みするような視線であけすけに見てくる。

「弟のアルブレヒトに文学を教えていると聞きました」彼女は話題を変えた。「どのような指導を?」

「彼には才能がある」ファルネウスは言った。「特に……人間の暗部を描く才がね」

「暗部?」

「ええ、人間の最も隠された欲望や衝動を描く才能です」ファルネウスはワインを一口含み、彼女を見つめた。「禁じられた思考、社会が押し込めようとする情熱……それらを言葉にする才があります」

 マグダレーナは眉をひそめた。「文学とは美徳と高潔さを、英雄を讃えるものではありませんこと?人々を啓発し、より良い道へと導くものであるべきでは」

 ファルネウスは静かに笑った。

「ああ、まだ早かったかな」彼は周囲を見回してから、声を落とした。「規律や品性だけが文学ではないのです。人間には覗いてはいけないのに、どうしても見たくなるものがあるのです」

 彼は視線をゆっくりとサロン内の貴族たちに移した。

「ここに来ている貴族たちが、あなたをどう見ているのか、どうしたいのか、お気づきのはずですよ」彼の声は蜜のように甘く、同時に毒を含んでいた。「詩なんておまけですな」

 マグダレーナの顔から血の気が引いた。

「あなた……」

「失礼しました。東方では誠実さは美徳とされており、長くいたもので癖が抜けません」

 ファルネウスは軽く頭を下げたが、その目は謝罪の色を欠いていた。

「私の弟には、そのような……『暗部』は必要ありません」彼女はきっぱりと言い切った。「純粋な魂を持つ子です」

「純粋さも結構」ファルネウスは低く笑った。「しかし彼にも野心はあるようですぞ」

 彼はマグダレーナの手に軽く触れた。

「あなたなら分かるでしょう……高貴な血筋でありながら、こうして現実の泥にも足を踏み入れた者としてね」

 マグダレーナは反射的に、嫌悪感からすばやく手を引っ込めた。

 ファルネウスは立ち上がった。

「酔いました。長旅の疲れが出たようです。今宵はこれで失礼させていただきます」

 帰り際、彼は振り返り、妙な笑みを浮かべた。「そうだ、あなたのサロンは実に……物語の素材に溢れていますね」

 その言葉に、マグダレーナの背筋が凍りついた。弟を呼ぶ。

「……彼、ファルネウス様を私に近づけないで。食事も別邸でとってもらって。そして、できるだけ早く出て行ってもらいなさい。理解したかしら」

「なんだい、ちょっと知識で負けたからって、姉さんらしくない」

 アルブレヒトは客人を紹介できたため、上機嫌に酔っていた。

「そんなんじゃない……とにかく、彼は、良くないの……」

 そして彼女はワインを煽った。しばし退席すると、手洗いの水がめで、彼に触れられた部分を執拗に洗った。

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