夜空を見上げれば二つの月

 ロマンティックな物語なのかと思って読んで見たが、意外にも世知辛くて切ない話だった。明るさの中で星が見えなくなるなんて、なんという皮肉だろう。
 主人公が見た星空が、最後に見た星空になるか?それは読者の想像次第だろう。
 何かを得る為に何かを失う。そうやって人類が繁栄して来たのだなぁ。