叙述トリックで読者に誤解をさせていくお決まりのパターンかと思いきや、行間を突かれていく怒涛の流れが斬新で引き込まれます。今までに見ない新しい視点で、後半は夢中になり一気に読んでしまいました。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(106文字)
キャッチコピーに偽りなく、叙述トリックに襲われる物語に衝撃を受けました。読みやすい短編なのに、長編に勝るとも劣らないインパクトがあります。叙述トリックに翻弄されたい方は是非読んでみてください。
ヒト喰い日記が徐々に書き手を狂わせていく。日記からの返信によって、書き手は自分という存在を見失っていきます。終盤にかけて畳み掛ける『叙述トリック』は、まさに脱帽の一言。昨日までの私は、果たして本…続きを読む
文章という表現方法をうまく使ったホラーショートショート!「ヒトを食う日記?そんなものあるわけない」と思って何かを書き始めたその瞬間から捕食が始まるのだ…!
もっと見る