音楽で異世界に挑む少女。リアルな情熱と感動が胸を打つ!
- ★★★ Excellent!!!
『Symphonie Un autre monde~異世界でタクトを執る少女』は、クラシック音楽をテーマにした非常にユニークな異世界転生物語です。
正直、私はクラシック音楽に詳しいわけではなく、本作で取り上げられたモーツァルトの『交響曲第39番』やブラームスの交響曲などの曲名を見てもピンときませんでした。しかし、興味が湧いてネットで調べてみると、どれも実際にクラシック界で重要な位置を占める有名な作品ばかりで、作中での楽曲描写や登場人物の演奏に込められた情熱や葛藤が、よりリアルに伝わってきました。
特に印象的だったのは、主人公アリアが異世界で新たに人生を踏み出し、自分の力で音楽の世界に立ち向かっていく強さとひたむきさです。指揮者という特殊な職業の描写も丁寧で、オーケストラとの人間関係や本番の緊張感、演奏が観客にもたらす感動がとてもリアルでした。
クラシックに詳しくなくても、音楽を通じて異世界で奮闘するアリアの成長物語は胸を熱くしてくれます。音楽ファンはもちろん、そうでない方にもぜひ読んでほしい、感動の作品です。