舞の鬼才、九州へ降り立つ。
- ★★★ Excellent!!!
その舞の素晴らしさから二つ名がつくほどの弥勒は、耳が聞こえない。けれどそんな彼は神通力の特訓により、波長として音や周囲の人の心を感じ取れます。もちろんそれにより周囲から向けられる黒い感情も筒抜けなんですけど、それに屈しない弥勒の落ち着きがかっこいい!
一緒に九州へ転校となる巳代とは遠慮せず言い合える関係を築けてほっとしました。
弥勒が学生ということもありしっかり学生生活の描写もあります。トゲトゲしていた秋月さんが心を許してくれたようだったので、ほっとしました。弥勒の父も言っていましたが、せっかく遠方に来たのですから学生らしい暮らしも楽しんで欲しいですし!
雅な雰囲気がそこかしこに漂う物語、ぜひお楽しみください。