あとがき

この物語は、フィクションに候。

こんにちは、羽柴上野です。この度この本を読んで頂き、本当にありがとうございました。

この小説を書くきっかけは、ある伝説から来たものです。

「徳川家康は、漂流民になる台湾の先住民と会いました」

とこかに見たこの伝承は日本史を興味がある私に俄かに面白いと思い、台湾史を探した結果、有馬晴信という肥前の大名は、台湾と通商するために船を台湾を派遣した記録があるので、この小説を書く事に相成った。

もちろん、有馬晴信は自ら台湾に来た訳がない。台湾渡航の件は琉球出兵と岡本大八事件という繋がりも薄いし、台湾と通商する有馬氏の船は何をやったのか?台湾史の書籍にもただ「先住民数人を攫した」と書いただけなので、事件と事件との繋がりと島に起こった出来事はすべて私の想像です。

ちなみに、晴信の洗礼名であるプロタジオはラテン語には「保衛者」の意味のも、昔どこかに見たことがあったが、今はもう見つかりませんでしたので、恐らく、想像としておく方がいいと……

「歴史がある前の台湾」を描くのは一苦労と思いますが、出来るだけあの時の台湾風景と人の暮らしを読者たちに紹介したいと思います、そしてこの本も私が初めて日本語で小説を書くものですが、少し雑と思いますが、皆さんはどうですかね?

昔は日本に仕事しましたが、どうも現実の日本より、「想像の日本」は私にとってより魅力があると思います。それは「想像」には「現実」がない美しさがあるではないか?と思いますが、「想像」を書くには「現実」を知らなければならないという矛盾が出てくる。私はこの時代小説?(文体としてはラノベと近いとも言える)は「想像」と「現実」の狭間に生む産物と思います。

さて、次はこんな物を書くかな……(終わり)


参考文献


有馬氏掟書


https://the.nmth.gov.tw/nmth/zh-tw/Item/Detail/504f0ed6-aeb1-47d6-acb4-f32ce863eee7


有馬晴信


https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%89%E9%A6%AC%E6%99%B4%E4%BF%A1


新港有個台灣王──十七世紀東亞國家主權紛爭小插曲


chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/file:///C:/Users/User/Pictures/A09023327.pdf


《台湾史》黃秀政 張勝彥 吳文星著


《乾坤の夢》津本陽著

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ドン・プロタジオ渡海記 @kinoshita1992

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