科学者ベントが、自らが作った武器で敵と戦い、戦争を回避するために奮闘するお話です。
戦争に加担しなかったために国外追放され、人との出会いを経た末に、世界を救うために立ちあがった。
と書くと正義感あふれるヒーローのように感じるかもしれませんが、私はベントを『狂犬』だと感じました。
ベントを敵に回したら怖いことになりそう。
ベントは天才科学者といわれるだけあって頭が良く、話すことも理論整然としており、無駄を嫌う性質ですが、頭がいいだけあって話の通じない人間はお嫌いだそう。
空気が読めないというより、空気を読む必要がないとばかりに、
え?ここでそんな発言をしちゃうの?
と驚くセリフが多いです。ベントにとっては、相手が権力者だろうがゴロツキだろうが関係ないようです。
ベントが立ち向かう先は強大ですが、彼にはオリジナルの武器があります。優れた知能もあります。
必ずや世界を変えてくれることでしょう!
魔法ではなく科学。その力で世の中を変えていく。
いわゆるチートスキルとか現代知識ではなく、「科学」を扱っている点が、何より新鮮で面白いです。
特定のスキルとかとは違い、「科学全般」が主人公の持つ特性となっているため、なんといっても「引き出しの多さ」が期待できます。
「吹きかけただけで相手を隷従させるスプレー」で盗賊や獣を倒すなど、かの『青いアイツ』が使っていた「桃〇郎印のきびだんご」を彷彿とさせるアイテムが序盤から出てくるので、速攻で心を鷲掴みにされました。
主人公であるマッドサイエンティストのベントは圧倒的な頭脳を持ちつつも、追放されて辺境を放浪する。
その先で盗賊ギルドの連中と遭遇し、得意の科学アイテムであっさりと撃退。
間違いなく、この先もあの『青いアイツ』のように様々なアイテムを駆使し、多くの問題を解決していくことでしょう。
『青いアイツ』は劇場版だとしょっちゅうポンコツ化してせっかくの道具を使いこなせずに終わりますが、この作品のベントはきっとそんなヘマはやらかさない(と期待できるオーラが出ている)。これからどんなアイテムが出現し、どんな活躍を見せてくれるのか。
どんどん勢力を拡大していけそうな布石も早くから登場し、序盤から一挙に引き込まれます。今後の活躍に目が離せません!