宗教は、信仰は、政治の道具か……?
- ★★★ Excellent!!!
世の中には実にさまざまなお仕事があるものでして……
この物語に存在しているのは「神殺し」
それも……国から依頼されるお仕事のようです。
特急国家最高機密事項らしいので、あまりこの職業のことを口にするのはやめた方が良いでしょう。
サテ?
日本にはご存知の通り、八百万の神と呼ばれるほどに神様に守られておられる国にございます。それがなぜ……なぜ、神殺しなどという職業があるのでしょう?
なぜ?それを国が命じるのでしょう……?
主人公が神職になる前。学生をしている頃にございました。国の関係者がやってきまして……緊急の事態だそうで同行願うとのことで、有無も言わさず連れていかれます。
連れていかれたは、彼の伯父。前職の……「神殺し」です。
その姿は……もはや人間とはかけ離れたものにございました。
ありとあらゆる祟りが、彼を襲った果てなのでございます。
話を戻します。
なせ? 神を殺すのか?
なぜ? 国が命ずるのか……。
宗教と政治にまつわる、重たい話にございます。
思わず、ううむとうなされる本編。ぜひ、ご一読を。