オキュリシマ Oculissima 眼に宿る超常の力

「現代から少しだけ科学技術が発展した近未来の世界に超能力が出現した」という世界観を楽しんでください。

【あらすじ】
物質が重なる現象、重位相化。２１００年に発見されたその現象は多様な分野で応用され、科学の進展に寄与した。大学に入学してからずっと物理の勉学と研究に明け暮れているレティナは、不慮の事故で謎の球体を眼に取り込んでしまう。その結果、透視や暗視を含めて何でも視える超常の視力を手に入れたレティナは、同じく超常の能力を有する仲間と出会う。レティナ達は能力の謎を解き明かすため、重位相化の発見者であり行方不明のレティナの父を捜索する。その過程で明かされる、仲間の想い、暗躍する組織、父が抱える秘密とは。

【小説の構成】
地の文の視点が頻繁に変わります。◆◆記号でセクションを分け、現在の視点を…続きを読む