大正ロマンを想起させる筆致が魅力的な物語。

大正〜昭和にかけての激動の時代の実業家、松方幸次郎の美術品蒐集の助言者でもあったという、装飾家であり、英国美術界を代表する画家、フランク・プラングィンとのロンドンでの出会いの経緯を想像力豊かに描いたウィットに富んだエピソードです。