人は何を手にすることを選ぶのか

世の中には、様々な人がいる。
それを善とするか悪とするかはさておいて、そうした「様々な人」がかかわり合うのが社会というものである。
その中で見たいものを見て守りたいものを守る、そういうものなのかもしれないと、この作品を読んでそんなことを思った。

とはいえ何事も自分の選択。
作中の人々が何を選び、そしてどのような結末に至るのか。それをぜひとも見届けてもらいたく思う。
中には悪意の塊のような人もいるけれど、それはそれ。そんな人の悪意に気付くかどうか、それもまた人の選択のひとつだろう。

読み終えたら後に、あなたは何を思うだろう。
私は「ああ、守れたね」と、そんなことを思ったものです。
ぜひご一読ください。