おまけ (91r~92r)&あとがきへの応援コメント
一言感想>あれ全部翻訳し終わったんだ……よくぞやりもうした!
中世最後の騎士とか言われるマクシミリアン君がヒゲ文字なんて採用しなければ……
未だに読み間違えて??となるのが減りませぬ
ドイツ式武術も総合戦闘術として各種武器術と体術を網羅したスクールとかあると良いなと思ったりします
世界的にもスクール少ないんですよねぇ、ドイツ式は
ネットを漁ってると、たまにヨーロッパの大学とかのアーカイブで剣術関連の論文が見つかるので気が抜けない
関係ないけどスパムのように布教リンクを投下
・LangesSchwertの技が良く判別出来る試合動画
https://www.youtube.com/watch?v=-xpy1GvQ8dI&list=FLo-52lmJMnI8fSMcb6A2H_w&index=346
・スペイン式武術とイタリア式武術の差異が良く判るレイピア試合
https://www.youtube.com/watch?v=nZSGaqlpJgg&t=1s
作者からの返信
全て精読までは出来てないですけどね!
ドイツ式、もっと普及してくれると嬉しいんですけどね。イタリア式のスタイリッシュさに負けているのでしょうか()
布教ありがとうございます!
編集済
おまけ (91r~92r)&あとがきへの応援コメント
興味深い話でした。
私は西洋剣といえば、クレイモアとレイピアなどの突剣や細剣とイメージしていましたが、切る西洋剣もあったのですね。
ところで、西洋剣と言えばバヨネットが一番成功したものだと思っています。クレイモアもレイピアもサーベルも消えてなくなりましたが、バヨネットだけはしぶとく生き残っていますし。(ジャック・チャーチルみたいな例外は見なかったことにする)
銃剣術は日本ではほぼ自衛隊内部でしか残ってませんが(一部部活動で残っていたりする)、欧米で銃剣術って今はどんな扱いなんでしょうか。
アフガンやイラクで、イギリス海兵隊が21世紀になっても銃剣突撃したという話は聞いたことはありますが。
追記
今思い出しましたが、旧日本陸軍では、頑丈さを重視して、わざとナマクラにした軍刀(サーベル)を持ってる人がいたようです。
それが中世の西洋剣と混同されて、西洋剣は叩き切るという風聞が現代に残っているのかもしれません。(勝手な想像です)
作者からの返信
レイピアなどが主流になったのは近世からですね(近世は近世でサーベルとして斬る剣は残りますが)。
銃剣は10年ほど前に米軍では廃止されちゃったんでしたっけ。ロシア-ウクライナ戦争でまた評価が変わりそうですが、どうなるのでしょうね。
おまけ (91r~92r)&あとがきへの応援コメント
更新ありがとうございます。
色々とためになるようなならないような剣術話だった!
>翻訳やれよ オレもやってからよ!
沼に引きずり込もうとするなw
作者からの返信
いやいやそんな、ちょっとだけなら大丈夫ですって。爪先だけ、爪先だけなら大丈夫ですから(ズルズルズルズル)
まとめへの応援コメント
洋書ですが「The BOOK of the SWORD」などでも古い西洋剣の刃は角度が40度になってるのが多いことに力学的理由や刀身の場所による形状の違い、重心の割り出し方とかの説明がチョロリと書されてたりします
そういった武器一つとっても形状の根拠がある訳で、それを運用するための技法はあって然るべきなのだと皆に知ってもらえる良い機会だったのかなぁと
包丁だって切り方の技法はたくさんあるんだもの
剣技だってイロイロあってもいいじゃない
結局、世に知れ渡ったのが誰かがこんなカンジだろうとナニか(映画やメディア)で発信したものがステレオタイプになってしまったのがね
一方的なコミュニケーションで受け取った情報が正となって引き摺られたのが「西洋剣=叩き斬る」ってイメージなんだと思う
ジャマダハルの挿絵がカタールと入れ替わったおかげで、未だにゲームなんかでもジャマダハルをカタールと呼んでるケースもあるくらいだし
すまん、なんか愚痴っぽくなった
作者からの返信
愚痴りたくなる気持ちはよくわかります、自分が興味持ってやっているものが偏見で語られているのを見るとこう……色々思うところが出てきますからね……
基本、古武術は総合戦闘術なので洋の東西問わず様々な技法が統合されているのが見られるのはドイツ式武術がちゃんと武器術や格闘術も残してくれたのは良くやてくれた的
でも失伝して口伝が伝わってないのがカナシイところ
ロシアやウクライナの東欧、北欧なんかでも家伝でコッソリ古武術伝えてる家系があるとか小耳に挟んだことがあるのでドイツでももしかすると……!
作者からの返信
チロル地方で残ってる、みたいな噂は聞いたのですが論文が出てこなくて(´・ω・`)としています
胸壁……もしや平坦か!
顔に切先を向けた巻き取りって、生理反射も加えると相手の重心を壇中(中丹田)か印堂(上丹田)に上げる効果もあると思うの
書物しか残ってないと、そういった理合いが伝わってないのがツライ
作者からの返信
(浮いた肋骨の凹凸に思えてきてしまった顔)
実際やってみると見えてくるけど、当時の人たちが意識していたか否かはわからない……という部分、ほんと困りますよね……
柔よく剛を制す。まさしく日本の武道と通ずるところが在りまくりですね。もうここまでをちゃんと読んでいる方なら西洋剣術が力任せでない事は十分に分かりすぎているハズ。
にしても本当に奥深い世界で読み飽きないし勉強になります。
作者からの返信
そう感じて頂けたなら幸いです!
中世ドイツ剣術は枯れて途絶えてしまった技術ですが、本当に面白いです。……文面も詩混じりで、「古代文明の魔法を発掘・読解する魔術師ってこんな気分なのかなぁ」と思ったりします(RPGに毒されております)。
④ 怒りの斬撃へのカウンター (4r~6r)への応援コメント
和風のモノを書いている関係上、興味で抜刀術の解説Youtubeなんかもたまに観るのですが(浅山一伝会さんの動画なんかよく観ます)
1個1個の動作を細かく説明されていて、最後に連続してそれを行うと無駄なく隙のないひとつの技になる。それと全く同じだなと感じました。
つまるところ、西洋剣術も「力任せに叩き切るだけ」じゃなくて剣に合わせた技が奥深く存在しているってコトですよね。
作者からの返信
少なくとも剣術書から読み取れる範囲では、そのように思えます>剣に合わせた技が
現代にちゃんと継承者が残っていて、技を細部まで説明できる日本剣術を羨望の眼で見ております。ドイツ剣術は継承者が絶えて300年以上経っているので……(´・ω・`)
③ 怒りの斬撃 (3r.3~3v)への応援コメント
これの原文って身体運用も関わってる臭いがするの
攻撃を当たる瞬間、両肩幅の間に腕や手、剣の切先が入ってないと力の伝達が半端になるって戒めにも読めるのよ
フェシトビュッフは基礎がある前提の教科書なのがなんとも
基礎的なことは貴族や武士なんかも、家で教わってたから端折られてるのが泣ける
拙作、ビンデンって伝わりにくいかなってバインドの表記にしたけど、「鍔迫り合い」ってルビ打ってるからビンデンでも良かったと後悔したのは苦い思い出
作者からの返信
あるいは「生徒が授業内容を思い出せるように」みたいなていで書かれてますからね……基礎的な部分ほど載っていないの、ほんと後世の人間泣かせですよね……
ビンデン普及委員会の者です、イングランドの発音を駆逐しましょう(過激派)
② 技名覚え歌 (2r.3~3r.2)への応援コメント
3番のEntrüsthauはentrustenが語源だと思われるけど、どっちも怒りとか憤慨の訳になるのがナンとも
そして意味合い的にZornhutが被るんで差は「構え」と「斬撃」で分けてるのかなぁ(単語としてはZornhutの方が怒り方的にはentrustenより上じゃなかったかな?)
メッサ―教室の動画とか見ると、Entrüsthauと言ってもバインドから付け替えで斬ったり、受けを回避して直接斬ったり、「変わる」タイプの斬撃のようで概念的、もしくは精神的な要素もあるのか?とも取れるような?気のせいかな
当時の世情や観念が研究された書物とかを紐解けば最適な和訳が出来そうな雰囲気が……
ワシはやらんけど(丸投げ)
作者からの返信
Entrüsthauはロングソードで言うところのZwerchhauだと思われます(何故Entrüstと呼んでいるのかは不明ですが)
② 技名覚え歌 (2r.3~3r.2)への応援コメント
興味深く拝見していましたら解説の1行目が秀逸過ぎてお茶を噴き出しましたw
RPG程度のにわか知識で恐縮ですが、異世界モノで分かりやすい技名に置き換えるなら【強防御】【斬り抜け】【斬り落とし】【偃月斬り】【流し斬り】【巻き打ち】などに訳せそうな言葉が並んでおり、それだけで多彩な技を駆使した剣術なのだなという事が伺えます。これが力任せに叩き切るだけなわけがない。
作者からの返信
😉
創作に活かすなら、そういう訳語を充てるのが良いのでしょうね。というか世の創作者諸氏は格好良い訳語を充ててどんどん西洋剣術の技を出して欲しいです…!
① 概念のお話 (1v.2~1v.5)への応援コメント
両手騎士剣の柄が短いのも両手を密着させて肩の可動からくる円のブレを押さえるものなんかなぁと思っとりますが、どっかに文献見っけたら教えて下さい
ワシは見つけられんかったです(ヒゲ文字読むのめんどくさくて)
日本刀の古刀なんかも柄が短くて両手を密着させる運用だったらしいので同じ身体運用に行きついてるんであればオモシロイなぁ、と
作者からの返信
握り方まで書いてる剣術書ってあるんですかね…?
まえがきへの応援コメント
また面白いことを始めましたなぁ
拙作でもあと2話後に似たようなハナシをブチ込む予定でしたが先手を取られました
ちなみに日本刀は引くのではなく、「降ろす」ことで斬るといわれたりもします
作者からの返信
Indesで先手を取り返せばよいのです!
① 概念のお話 (1v.2~1v.5)への応援コメント
剣の強い部分、弱い部分は他の本でも読んだなあ
作者からの返信
ドイツ剣術に限らずこの概念があるようなので、人類の棒振り研究って同じところに行き着くのだなぁと
編集済
① 概念のお話 (1v.2~1v.5)への応援コメント
剣の重量自体はどうなんでしょうか?
鎧ごとぶっ叩いて頭なら脳震盪とか、腕でも足でも肋骨でも腹の中身でも激痛与えて動けなくするものかと思ってました。
馬上槍も突き刺すまでもなく鎧ごと落とせば相手は重症で勝ち、的な?
剣先が弱いのは、折れたらどうすんのよじゃないかと。
メイスやモーニングスターみたいのもそういう文脈上にあるような。
作者からの返信
剣は発注者の体格に合わせて作られるのでばらつきが大きいですが、メッサーなら0.8~1.5kg、ロングソードなら1.2~2kg、ツヴァイヘンダーで2~4kgです(ウラが取りたければメトロポリタン美術館やウィーン美術史美術館はネットに収蔵物の重量まで載せてくれているので、お手軽に確認できてオススメです)。
鎧ごとぶっ叩いて衝撃が通るか否かは、甲冑の進化と関わる部分なのでなんとも…(後世になるほど身体との間に隙間を作って衝撃が通らないように進化するので)。
//追記(何故か途切れていた)
>剣先が弱いのは
〘弱い部位〙はドイツ剣術共通用語で、「力が伝わりづらいので制されやすい部位」以上の意味はないです(折れやすいから気をつけようという文脈では語られない)
編集済
① 概念のお話 (1v.2~1v.5)への応援コメント
僕も西洋剣術に興味をもって、調べようとしているところでした。
西洋剣術は、相手を単純に鎧の上から力任せに「えいっ」と叩き潰す物ではなく、きっちり体系化された技術と攻防を伴うれっきとした武術なのではないか?と考えています
作者からの返信
なんと、クリティカルな。お役に立てれば幸いです。
武術と呼べる代物なのかどうか、じっくり検討していきますのでお楽しみに!
おまけ (91r~92r)&あとがきへの応援コメント
完結までお疲れさまでした!大変勉強になりましたし思わずやってみたいという気持ちも頭をもたげましたが、田舎暮らしゆえ習える場所や練習場所などなくて実践はしなそうです><
でもlanges messerで検索した動画は見ていきたいと思います。大変興味深いお話に出会えて良かったです♪ありがとうございました。
作者からの返信
少しでも多くの方に「イメージ」から「実態」に目を移して頂ければ……と思って書いていたので、動画を観るきっかけを作れたなら冥利に尽きます!