メンタル自己防衛おじさん 後編
後編の今回は、前編に引き続きメンタルの話をさせていただきます。
何故、ハマーがここまでメンタルの話をするのかといえば、自分自身メンタルが弱いという自覚があるからです。
前編では病む前に対策して欲しいという話をしましたが、1人のweb小説投稿者としては数字を気にする気持ちも、それで病む気持ちも理解できるつもりです。
ここでは数字という言葉にしていますが、あくまで小説を書くという孤独な戦場で作者が欲しいのは自分の作品に対するフィードバックであり、それがわかりやすいのが数字なのでこのような書き方にしております。
ここからは自分の体験を書かせていただきます。
ハマーのことをフォローしていただいている方の中には、ハマーがweb小説投稿サイトに投稿する以前に、ライトノベルを出版するレーベルが独自に開催する新人賞に応募していた公募勢であったことはお話ししたかもしれません。
もう5年以上前のことになりますが、ハマーは初めて公募に応募しました。
応募したのは電撃大賞です。(一次選考落選は評価シートがもらえない新人賞
まぁ結果は、当然ながら一次選考すら通らなかったです。
ただ、一次選考も通らない事実が精神的にかなりきつかった。
それでも受賞できるはずもないのにワンチャンとか夢を見て、一次選考くらいは通るだろうと新人賞を甘くみていました。
その時は食事も喉を通らなかったし、会話する気力すら失って、ただただ寝て現実逃避をしていた記憶があります。
落選したことで作品を否定された気分になり、作品の否定は自分を直接否定されたように感じました。(選考の人は単純に評価しただけ)
ハマーは重力が何倍にも感じられて無気力になり、動けなくなりました。
人生で初めて書き上げた長編だったので思い入れが強すぎたことと、その新人賞に応募した後のことは何も考えていなかったことが原因だと今では考えています。
ここからは対策として行ったことを書きます。
新人賞の結果に崩れ落ちたハマーですが、今では公募の年間スケジュールを立てて応募するようにしています。
基本的に同じ作品を重複して他の新人賞に応募することはできないので、一次選考発表のタイミングから逆算して年間のスケジュールを立てています。(重複応募が可能なやつは、どの時点で主催側が権利を持つのかを調べておきましょう)
新人賞に応募→結果を待つ間に新作を書く→落選したやつを評価シートを元に手直しする→新作が完成したら応募→落選した作品を手直しして応募→結果を待つ間に新作を書く
この繰り返しです。
ちなみに書き上げたばかりの新作は、基本的に一次選考落選でも評価シートがもらえる新人賞に応募して、そこから二次選考に進めた作品だけを、一次選考落ちでは評価シートがもらえない新人賞に送っています。
このサイクルが機能し始めてからは落ち込みはしますが病むことはなくなりました。一次選考落選で評価シートがもらえる新人賞は、応募要項の不備がない限り確実に自分の作品に対するフィードバックがもらえます。
確実なフィードバック。
確実なフィードバック。
大事なことなので2回言いました(笑
自分の体感であり応募する新人賞ごとに違うとは思いますが、一次選考から二次選考に進むと、アドバイスはより実践的な、売り物としての小説を書くためのものになっていくイメージです。
さて、書いたことをまとめますと。
公募勢のハマーは後のことを考えずに、有名だからという理由で一次選考落選で評価シートがもらえない電撃大賞に応募して病みました。
今では作品をどの公募に出すのか、落ちたらどこに応募するのか、手直しの期間まで考えて執筆することで
『まぁ、次があるしな。フィードバックはもらえたし、プラスにはなっている』
というようなメンタルで創作活動をしております。
そして今に至るのですが・・・。
新作のネタを温める期間が欲しかったハマーは、その間にweb小説投稿サイトを利用し、過去に作った作品を投稿してみようかなと考えました。
そしてハマーは思いました。
『あ、これは、病む』
作品に数字がつくだけでなんか精神的にきてしまうなと思ったわけです。
そしてこれは対策しなければまずいのではと感じたわけです。
特にこれから先、カクヨムコンがあるわけじゃないですか。
読者選考は中々シビアなシステムだと思います。
皆様が本気でコンテストに挑むことは、とてもいいことだと思います。(本気になられければ見つけらないもの辿り着けないものがある
しかし、できれば。
落選したときのことも考えていたほうがいいと思う。
このコンテストを通過しなければ死ぬわけじゃない。
通過してもしなくても、あなたの人生は続いていきます、
だからメンタルを大事に、先のことまで考えてほしい。
ハマーは落選したときのことを、先のことを考えることで、公募勢としてなんとかやっています。
ただ自己防衛の方法は人それぞれだと思うので、自分に合ったやり方を見つけて、メンタルと上手く付き合っていきましょう。
どうか、皆様のメンタルが平穏無事に創作に向けられること、その努力が報われることをハマーは祈ります。
(この内容は以前に近況ノートに書いたものを加筆修正して投稿しております)
考えることをやめないことが大事 ハマー @hama1701
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