根拠はあるのか？

愛はホンマ難儀なもんやね

まあまずこれって勝手に看護学校のせいだと思ってんだよね。

演習や実習に行くだけで一日に致死量の根拠を聞かれる。

もろちんそれが患者の安全安楽に繋がるためなんの根拠を持ってなんの意図があってどういう優先度でやらないといけないか考えるのは大切だよね。

その方がナーシングスキルも身につきやすいからね

でも最近困ったことが多い。

何に対しても根拠がないものを信じれなくなった。

それの際たる例が「愛」だ。

普通に考えてどういう根拠があって私を好きなのかわからないものが多いし、自身に向けられる愛を誰よりも欲しておきながらそれを純粋に信じることができない。

理由は単純なもので自己評価が極端に低く、相手に対して実益と利用価値以外でこちらが愛されることがないと考えているからだ。

なので特にこれを見ているあなたに対して私は何も与えていないどころか活力を奪っているという認識がある。

こんな利用価値もない相手に対して、なぜ好きと言えるのか、また会いたいと言えるのか私は理解に苦しむ。

人間関係というのは互いに利害が一致し、利用価値を見出しているからこそ成立している。

結局のところ私も友人であったりを作る際にそういうことを考えながら作ってしまっているのかもしれない。

あなたは私の話で笑ってくれるから

あなたは私の話を聞き、共に涙してくれるから

あなたは私に楽しさを与えてくれるから

あなたは褒めてくれるから

あなたは私に知らない角度から意見をくれるから

私は愛の正体は相互に作用し、補完し合える益によるものだと考える。

親になったことがわからないのでなんの意味もないものだが親が子に与える愛も生物学的に自分の半身とも言える子供は生きた証。

それを養育し、次世代に残すという益があるのではないだろうか。

いやまあ単純に可愛いからだと思うけどね。

ただ愛というのは単に都合のいい関係にされるがままになるのではなく、同じ熱でないと成り立たない上に、目に見える益だけを重視しているといずれ痛い目に遭う。

私はフレンドが根拠をもってして好きだよ