Tubeは●●

 Tubeを英次郎で調べてみると。


名詞:管、筒、ブラウン管、テレビ、など。


動詞:〜に管を入れる、〜を管に入れる


 どうやってもメインはで、動詞だとあまり意味がわからないです。

 結局よくわからんこともあるのかな、で終わったのですが、ある日、突破口が開かれたのです。きっかけはとあるラジオ英会話でした。


『英語は言葉で決まるんじゃない、場所で決まるんだ!』


 これは学生中は全く知らなかったのですが、英語の名詞や動詞、っていう定義は結構曖昧で、ときに名詞が動詞にもなりうるというのです。


 例えば


I watered the plant.


この名詞というイメージの強い「水」の単語であるWaterでさえも、I の後の動詞がくるはずの場所におけば、他動詞になるのです。


 この場合は、私は植物に水をやった、という文章になります。


 感覚としては「メールする」のようにメールという名詞が動詞に近い役割をしているということでしょうか。


 ここへ来てやっと全てが繋がったのです。


『You あなたが Tube チューブする』


 このTubeする、は人によって幅広い取り方がされると思います。

 You tubeの魅力は、いつでもみられる、ということのみならず、いつでも投稿できる、まさにあなたがテレビを作れる、放送できる、という点にあると思われます。


 なので、敢えて意訳すると、


「今夜あなたが報道者!」

「番組を作るのはあなた!」

「誰かではない、あなたが放送するんだ!」


 というニュアンスになるのです。

 

 こうみると、「あなたのテレビ」であるYour Tubeとの違いは明確ですね。


 そしてタイトルというのはストレートじゃないほうが絶対にいいのです。


 例えば


 あなたが好きです。


 よりも


 あなた以外、もう愛せない


 の方が強みがありますよね。


 有名な歌詞に

 Ain't nothin' but a mistake

 というのがありますが、これも


『間違い以外の何ものでもない』


 という訳になりますが、これを


『間違いです』


 とただ伝えても全然かっこよくありませんよね。



 いかがだったでしょうか。

 意外と深いYou tube。

 ちょっと賢くなった気になりませんか?

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

You tubeはなぜYour tubeではないのか? 木沢 真流 @k1sh

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る