第10話 あとがき
中村知里こと勧修寺慶の勧めもあり、ようやくこの小説は完成しました。
内容については非公式ではありますが、勧修寺さんの支援も得て、滞りなく完成した次第です。勧修寺さんにはこの場を借りて謝辞を述べさせていただきます。
ただ、中村知里(勧修寺慶)の容姿については本人より幾度となく書き直しを要求され、本来の人物像とは大きく異なっている可能性があります。彼女曰く今後の捜査に支障がでるので表現を変えたと述べていますが、ただ単に美人に書けといった思惑―脅迫―ではなかったのかと勘ぐっております。
山荘にいた従業員については、その後もその行方は一向に分からず、本当にいたのかどうかも疑わしくなるほどです。さらに生贄の儀式は完遂されたにもかかわらず、今現在、世界は大きく変わっておりません。相変わらず紛争や戦火が収まることはありませんし、様々な悪事が絶えることは無いようです。
昴皇子は作家声明を絶たれるかと思いきや、昴皇子とはプロジェクト名だと居直って創作を続けております。
鳳ヘブンはその後も大活躍で主演映画は大ヒットし、今後は海外展開も考えているようです。彼女の裏の顔についてはよくわかりませんが、芸能人は裏の顔があったほうが、むしろ魅力的に見えるのではと思っています。
長谷川真治としては、この本が読者の期待に沿ったものであることを切に望みます。
了
完全探偵小説 春原 恵志 @kshino825
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