概要
誰が彼女を殺したの?
AI搭載のアンドロイドである私は今日もマスターのお世話をする。
マスターを起こして、朝食を準備して、コーヒーを淹れて……。
そこに違和感はない……はずだった。
なのに何故? 私の知らない事実が散らばっているのだろう?
巷を騒がす連続殺人事件と、頻繁に行われる私のアップデート。
アップデート前の私と後の私、それは果たして同じ私なのかしら?
※こちらは小説家になろう様にも掲載しております。
マスターを起こして、朝食を準備して、コーヒーを淹れて……。
そこに違和感はない……はずだった。
なのに何故? 私の知らない事実が散らばっているのだろう?
巷を騒がす連続殺人事件と、頻繁に行われる私のアップデート。
アップデート前の私と後の私、それは果たして同じ私なのかしら?
※こちらは小説家になろう様にも掲載しております。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!記憶に対する違和感
魂のありか。
脳に宿るものだとすると。
もし、記憶を無くしてしまったら、私は私ではなくなるのでしょうか。
舞台は21xx年。
アンドロイドの女性と暮らす、古いものを好む男性。彼女は覚えがあるはずのものを覚えていなかったりと、自身の記憶についてAIらしからぬ疑問を抱くのだが……。
本作はアンドロイドの女性の目線で進んでいきます。
簡潔に分かりやすく書かれた文章には、自然と無機質な機械らしさのようなものを感じました。それがまるで、物語の世界に入り込むきっかけになっているようでした。
記憶と自分。
私を私と定義するものとはなんなのかを考えてしまうような、ワクワクする展開でした。物語に散りばめ…続きを読む