「母という名前の生き物」が練り上げるは未開の領域。 怒涛の勢いで描かれる、衝撃的な関係とその顛末。 なぜか終末すら感じられる、ハードでロックな飯エッセイ。・ 笑いながら慄えた。「目の前にある生活が愛おしくなる」ことが優れたエッセイの条件であるのならば…… この作品はぐぅ〜の音も出ない名作である。
大爆笑しながら読み終えた。このエッセイは、書き方や感じ方によってはきっと、悲劇になるのだと思う。しかし、そうはなっていない。あくまでも事実を認め受け入れながら百万光年先の別の銀河系を見るような視点で書かれている。今度から私も真似したい。