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 元気になったお嬢様を見てみかんだけではなくて、めろんもりんごもれもんもみんなとっても喜んでいた。

 ある日、みかんはお嬢様に呼ばれてお嬢様の部屋でお嬢様に膝枕をしてもらっていた。(嬉しくて猫のしっぽがずっと左右にゆらゆらと動いていた)その日はぽかぽかした陽気のお天気のいい日で、開けた窓からはお日さまの明るい日差しが差し込んで、気持ちのいい青色の風が部屋の中に吹き込んでいた。お嬢様はみかんの髪の毛を撫でながら「みかん。あなたは今幸せ?」と言った。みかんはお嬢様を見て「はい。お嬢様に出会えて、お嬢様に拾ってもらえてとってもとっても幸せです」とえへへと笑いながら甘えた声で言った。

 するとお嬢様は優しい顔で微笑んでくれた。それからみかんは気持ち良すぎて、眠るつもりはなかったのに、そのままお嬢様の膝の上でいつのまにかすやすやと眠ってしまった。

 みかんはその優しい眠りの中でいつまでもお屋敷のみんなと笑って楽しく暮らすとっても幸せな夢を見た。

 割れてしまったお嬢様のお気に入りの白い陶器のカップを本当に捨ててしまったのかどうかは、めろんにしかわからないことだった。でもなにかのおりにみかんがめろんが引き出しを開けるところを見ることがあったのだけど、そのときにはもうその中には割れてしまったカップはなくなっていた。

 みかんはそのことをとても悲しいと思った。


 ずっと一緒に居させてください。


 ねこみみメイドのみかん 終わり

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ねこみみメイドのみかん 雨世界 @amesekai

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