お腹が空いた

ポテチ

お腹がすいた

毎夜毎夜、空腹と肥満の恐怖とが争っている

戦績は８割方空腹の勝利だ

今日も今日とてポテチを口に放り投げる

ポリポリと音をたてながら口を動かす

僕はこんなふうに無為に時間を過ごすのが好きだ

何にも追われずただ惰眠を貪ることができる

他にこんな贅沢な時間を手軽にある方法などない、やはりポテチは正義

かつて、ポテチは友達とシェアし賑やかに食べていたはずである、だが今となっては1人寂しく夜を過ごしながら食べている

なんなら昔は太る心配などは微塵もしていなかった

1人が寂しいわけではないが少し悲しくなる、どうして変わってしまったのだろう

ポテチは全く変わらず当時のままの味を届けてくれているというのに、まあ値段は変わってしまったけれども

やはり歳を食うのはイヤだな

とこんなことを考えているうちにポテチが半分、空になってしまった

健康のためにもここいらでやめておこう

残りはまた今度に…