まさかのマスコットキャラ!
- ★★★ Excellent!!!
テンポ良く話の展開する異世界ファンタジーです。
主人公はダンジョン探索のある種権威のような人物ですが、冒険先や話の舞台は冬山にエルフの森に王都にとかなりバラエティに富んでいます。
よって、ずーーっと洞窟探索の場面が続いて飽きるという事はありません。
この手のファンタジー物の魅力である色んな舞台を用意してくれて、見せてくれる作品です。
個人的に本作で「面白いな」と思ったのが、主人公の相方の存在。
スライムやドラゴン、喋る剣なんかが定番なのですが、本作ではそのポジションにいるのはクッソ高性能なミミックのエミック君。
あらゆるアイテムを保存管理してくれたり、戦闘の補佐までこなしてくれる頼れる無口なニクい奴です。
この無口な所が個人的に気に入ってまして、話が出来なくとも態度で機嫌や好みがわかるんですね。
それが、非常に愛嬌があります。
「ミミックで、こんなマスコットポジになれるのか」と読んでて感心させられました。
そんな、推しミミックの活躍が見れる本作、ちょっと読んでみませんか?