弱ってる人や、弱ってる地域を何故助けないのか

白鷺(楓賢)

本編

「弱ってる人や、弱ってる地域を何故助けないのか」


日本では、自然災害やいじめ、差別によって心や体が傷ついた人々が数多くいます。それにもかかわらず、支援が十分に行われていない現実に、私は強い疑問を感じています。災害に見舞われた地域、酷いいじめや差別で苦しんでいる人たちは、助けを必要としているはずです。それなのに、なぜ多くの人や政府、権力者たちは彼らを蔑ろにし、放置してしまうのでしょうか。


例えば、能登で起きた地震や豪雨災害のニュースを見たとき、私は日本社会の対応の遅さや冷たさに愕然としました。被害が甚大であるにもかかわらず、支援活動が迅速に行われたとは言い難く、復旧作業も遅々として進まない状況が続いていました。その間、被災した人々は日々の生活に苦しみ、未来の見通しも立たないまま不安に押し潰されていたはずです。


もっと支援が必要だと感じているのは、災害被害者だけではありません。酷いいじめや差別によって心に深い傷を負った人たち、障害を抱えながら日々の生活を送る人たちもまた、同じように無視されています。支援の手が差し伸べられるべきなのに、それがなかなか行われないのはなぜでしょうか?偉い人たち、つまり権力を持つ者たちは、自分たちの地位や名誉ばかりを気にして、最も助けを必要としている人たちの苦しみに目を向けていないように思えます。


私は、障害者支援も被災者支援も、今の日本では全く不十分だと感じています。現場で苦しんでいる人たちの声をもっと聞き、その声に応じた支援を行うべきです。予算の使い道をもっと見直し、本当に必要なところにお金を投じるべきだと強く思います。例えば、災害の復興支援や、障害者が生活しやすくなる環境の整備、いじめや差別を受けた人々が安心して暮らせるような社会の構築です。これらは、不確かなプロジェクトに予算を投じるよりもはるかに大事なことです。


しかし、残念なことに、メディアもこういった問題を強く取り上げることは少なく、支援が行き届かない状況を伝えるのはごく一部の報道にとどまっています。その結果、多くの人は問題に気づかず、支援の輪が広がることもありません。


また、日本と海外を比較してみても、支援の差は歴然としています。海外では、弱った人々や地域に対して、迅速かつ大規模な支援が行われることが多いです。もちろん、海外のすべての国が完璧ではありませんが、日本に比べて人々が団結し、弱い立場にある人々を支える姿勢が強く感じられます。一方、日本では支援が少なく、苦しんでいる人たちがさらなる疲弊を強いられているように思えます。


ニュースや情報が飛び込んでくる度に、私はどうしてこんなに冷たいのかと感じてしまいます。何故、もっと行動を起こさないのでしょうか?助けを必要としている人々や地域が確実に存在しているにもかかわらず、支援の手が十分に差し伸べられない現状に、強い疑問を抱かざるを得ません。日本は本当にこのままで良いのでしょうか?もっと人々が手を取り合い、困っている人たちを救う社会へと変わっていくべきだと、私は心から願っています。

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