異なる愛情の形

 七夕の日、文則は恋人の結月が書いた短冊の内容に目を通す。
 そこにはこう記されていた。
『フミ君が煙草で死にますように』
 その言葉について、しばし語り合う二人。

 時は流れて、結月は煙草を吸いながら物思いにふけり――

 個人によって異なる価値観とそれに基づく愛情の形が、丁寧に描かれています。気になる方はご一読してみてください。

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