白の魔法の使い手・・まだ幼き冬の王・・

第12話

それから 新しき まだ幼さの残る冬の王は 

時折 幾度となく迷走を繰り返しながらも

心優しき白き魔法の使い手として 

この地に恵みを与え


そして、氷の城や 雪や氷の魔法の生き物 

動物達といえば

毎年 冬の一夜だけ その姿を現した 

前の主はいなかったものの


以前通りに 前の冬の王の命令に従って 

氷の城で 村人や町の人々をもてなし


次の朝には 湖の水に還っていった。


ただ、時々、前の冬の王を恋しがり 

涙を流すものもいたという。



FIN

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

冬の王の物語・・ のの(まゆたん@病持ちで返信等おくれます @nono1

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ

参加中のコンテスト・自主企画