紫電一閃、切れ味抜群の歴史ミステリ! 7,099文字の先に待つ衝撃!

自主企画「切れ味鋭い本格ミステリ短編を読ませてください」
(企画内容を読んで)ほう面白れえ、こんな企画する奴がどんなミステリ書いてるかひとつ読んでみようじゃねえか!
(読了後)読んでみようとか生意気言って申し訳ありませんでした土下座してお詫びしますとりあえず手持ちのチェスタートン全部読み直して出直してきます……。

わずか400字詰め原稿用紙換算で17枚強の中で、読者をイスラム世界に惹き込み、世界観に相応しい事件に巻き込み、意外な(月並みな表現だが実際はそんなものではない)結末で唸らせる。これこそ「切れ味鋭い本格ミステリ短編」そのもの!
ミステリ好きにはもちろん、そうでない人にも読むことを強く推奨するが、電車の中で読むのはあまりお勧めしない。ラストの衝撃でその場にへたり込み、「お客様救護の影響により」電車を止めかねないので。