君は毒花
ゆゆゆ
第1話
「もし私が奇病で死ぬって言ったら…どうする?」
そうなったらきっと俺は一緒に死ぬだろう。
そんなことも驚きで言えず俺はただ、は?
としか声が出ない。
つまらない嘘を吐くようなやつではないからきっと事実なんだろう。
しかし奇病は全く意味が分からない。
そんな俺の疑問が顔に出ていたんだろう、ゆりは喋りだす。
「私ね、たぶんSNSとかでよく見る花吐き病なんだよね」
ゆり自身もきっとよく分からないんだろう、言葉の端々にクエスチョンマークをつけながら話す。頭が真っ白になりながらも俺は必死に声を絞り出す
「それはどういう病気なんだよ?」
声が掠れているのが自分でも分かる。
「身体の全部が花になるの、涙も、汗も、尿も、血さえも。」
君は毒花 ゆゆゆ @yuyuyuyuyuyuyuyuyu
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。君は毒花の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます