概要
「可愛い」を維持できなくなったぶりっ子は最高に可愛い
立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花。
小芝綾香はそんな美少女だ。
……少なくとも、傍から見れば。
彼女の幼馴染である羽金翔は今日も叫ぶ。
「おい! お子様セットなんて頼んでないぞ!」
「だってお子様でしょ」
「同い歳だろうが!」
「股間が」
「許さねぇこの野郎!!」
「女の子よ」
一見何の変哲もない超絶美少女である綾香だが――実際のところ、性格がねじ曲がっていた。
それはもう、酷いくらいに。
しかし、綾香は完璧だった。
完璧なぶりっ子だった。
彼女の演技はバレない。
告白される回数だけが積み上がっていく。
「ねぇ一件くらいでいいから俺に分けてくれない?」
「……いくら足しても、マイナスは変わらないわよ?」
「そんなに俺には可能性がないと申すか」
「えぇ。断言する」
「クソが」
小芝綾香はそんな美少女だ。
……少なくとも、傍から見れば。
彼女の幼馴染である羽金翔は今日も叫ぶ。
「おい! お子様セットなんて頼んでないぞ!」
「だってお子様でしょ」
「同い歳だろうが!」
「股間が」
「許さねぇこの野郎!!」
「女の子よ」
一見何の変哲もない超絶美少女である綾香だが――実際のところ、性格がねじ曲がっていた。
それはもう、酷いくらいに。
しかし、綾香は完璧だった。
完璧なぶりっ子だった。
彼女の演技はバレない。
告白される回数だけが積み上がっていく。
「ねぇ一件くらいでいいから俺に分けてくれない?」
「……いくら足しても、マイナスは変わらないわよ?」
「そんなに俺には可能性がないと申すか」
「えぇ。断言する」
「クソが」
執筆速度が上がります。
限定公開の小説もありますので、よろしければ。
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