エッセイの論理解説をするなかで
月詠 透音(つくよみとおね)
エッセイの論理解説をするなかで
先日、投下したエッセイの造りを説明します。
*近況ノートに書いた分のコピペです。ただ近況ノートに書いた大元は削除してます。
すげ~偉そうに語りますが
【偉そうにしたい! 頭良さそうに見てもらいたい!そう思ってるんだな~、暇なんだろうな……ああ月詠の野郎、なんて可哀そうな奴よ】
と理解いただければホント幸いです。
では、時間と興味のある方だけ下スクロールでレッツゴー!
先日投下のエッセイ。
堂々とエロ本を買えないタイプ
https://kakuyomu.jp/my/works/16818093085541079066
これってタイトルを変えれば論文になるんです。
「弱点は、逆に人生を豊かにする可能性を秘める」
というタイトルに、です。
そして、これがエッセイのテーマであり骨格になっています。
エッセイ中では、まずこの言葉をあげ、この言葉が以下にそうであるか?
について延々と繰り返しています。
これを学術発表の論文ではなく、文学創作物であるエッセイの形にするため、過去の思い出を物語のヤマ場としてストーリーを用意してあります。
このヤマ場も単なるストーリーではなく、その後の社会での展開やオチに結び付ければ『人生を豊かにする』というテーマと噛み合います。
「弱点は、逆に人生を豊かにする可能性を秘める」
このテーマの見せ方として
1 弱点を→『エロ本を堂々と買えない臆病者』と設定
2 人生を豊かにする→『社会の中で、そのこと自体をコミュニケーション・ツールとして使える』
3 可能性を秘める→『強運・不運という要素』……説明するなれば
『当たり』のエロ本を引きあてる(強運)
時代の流れでエロ本はレジを通さなくても買えるようになる(不運と強運)
エロ本創作がバレる(不運)→それをネタに出来る(強運)
物語のタイトルである堂々とエロ本を買えない(ある種、不運)
オチの部分(強運、まさに運)
このエッセイはとにかく1と2の3の描写の繰り返しです。どこを切り取っても、全体を切り取っても、1と2と3の繰り返しです。そのように設計してます。
こういった1~3の事柄を、自虐的に語りつつも、どこかそれを語る主人公はその裏に自虐をこえる自信を潜めた、しかしキザッたらしい部分もあるように『演出』しています。
これが私なりの見せ方の工夫です。
「弱点は、逆に人生を豊かにする可能性を秘める」
確かにすばらしいテーマなんですけど、成功者や元々から能力がある人間、環境的に恵まれていた人間がこれを語るとどこか傲慢な自慢の匂いを感じさせます。
(ですので最後のオチは明言せずに終えています)
勿論・そういった匂いを感じない人間もいるでしょうが、読む人に「なんだコイツ大した奴じゃね~な、でも気になる」と思わせる事で、幅広い層の方に話を聞いてもらおうと弱点を今回のように設定しました。
また自虐がメインのキャラだと読者もウツウツとしてしまいますので、私の自分でも言うのもなんですけど、キザな恰好イイ部分もさり気なく出しました。
思い付きは、適当に私のことを書いてみるかと思って、近況ノートをつらつらと書いていただけです。
途中から、あっこれエッセイとして行けそうだぞと思い、エッセイに仕立てました。
先ほど説明した事柄を頭にいれて今回のエッセイは作成してます。
論文の執筆、将棋の手筋、建築物の設計、数学の計算式と同じで、すべて理屈で『天と地はこう。人はこう。素材はこう。この部分のこの文章は、全体の中で(テーマの中で)このような意味を持ち、前後につなげている』と説明できます。
心残りは、やはり筆致の無さと、語彙力の不足からくる文章の下手さだと思います。だから私の小説は下手なのだ、多分。
ただ、ある程度の全力は尽くしました。
ここも長期的かつ情熱的に練習をかさねて上達したいものです。
心の叫び 小説も同じようにしっかりと考えて作れるようになりたいっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
うぼぁ!
PS そのほかにも
『人が他者に対してどのように自分を見せようとするのか』という社会的なテーマが潜んでます。
主人公が他人の反応を観察し、それに対してどう振る舞うかを考える姿が、日常的な人間関係の複雑さを表現しています。
また、エロ本にまつわる記憶や体験を通じて、自己分析や社会的な立ち位置についての洞察をさりげなく織り交ぜています。
ですので、作者が好きな人は二度読みするともっと作品に広がりを感じますよ
エッセイの論理解説をするなかで 月詠 透音(つくよみとおね) @insyde
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