1日の本当の終わり
「そう言えばアリスの記憶ってどんな感じに残ってるんだ?」
海斗がそう聞くと
「うーん、、、なんか魔法とか精霊とかそういう常識的記憶は残ってるけど地名とか人の名前、自分の過去は何もわからない」
アリスはそう答えた
「なるほどな」
(アリスちゃんの記憶からこの問題を解決に導くのは難しそうだな)
「まぁ、気長に思い出していこう」
「はい!」
そう2人が話していると
「「ガゥ!!」」
「ヘルハウンドか!多いな!?」
5匹のヘルハウンドが2人に向かってきていた
ドン ドン
「キャウン!」
「1匹か」
海斗の拳銃は1発だけ当たり命を刈り取った
「えっと、、、ライトブレッド」
ピュン ピュン
「「キャウン!」」
アリスの光の光線は2匹を殺した
「「ガゥ!!」」
「2匹!」
(アリスちゃんに戦わせるわけにはいかないし、、、防御に徹して拳銃至近距離で殺すか)
海斗は即座にアリスを守ろうと動く だが
「おらぁ!」
「ちょっ!」
アリスは迫って来るヘルハウンドに逆に襲い掛かり
ドカン! ドカン!
「「グェ!!」」
2匹の頭を蹴り飛ばした
「、、、マジかよ」
余りの強さに海斗はドン引きするのであった
「なんか体が覚えてるんだよなぁー」
アリスは呟くのであった
「どんなロリっ子だよ」
(仮にヘルハウンドの防御力を普通の狼と同等と考えてもこれは車で思いっきりぶつかられたとかそう言うレベルだぞ)
海斗はアリスの蹴りの威力にドン引きする
そして
「うわぁ、、、ロリっ子のクセにバカ強いじゃん」
海斗とアリスの後ろから
「あ、華凛」
「部屋にいたお姉さん」
華凛がドン引いた様子で現れた
「起きたんだね、、、よかった。私は立花華凛よ。これからよろしくね」
「はい!えっと、、、私の名前はアリスです!」
「良い名前だね。お姫様みたい、、、それじゃー、こっからは私が見張りしてるので先輩はしっかりと休んでください。もうすぐ日が落ちます」
「夜か、、、気を付けろよ」
海斗がそう言うと
「ひとまず屋敷内に火を焚いて灯りを確保して私とアリスちゃんは屋上で見張ってます。流石に夜に下に居るのは、、、ねぇ」
華凛はそう返した
「それもそうだな、、、それじゃぁ俺は夕飯食べて寝るわ」
そして海斗は去る
「おやすみなさい!」
そしてその後姿にアリスが可愛らしい声でそう言うのであった
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二次元文化研究部活動記録{異世界化した世界で生き残ろう} 晴れ雨 @reinnysun
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