一気読み。ジャンルの壁を飛び越える「愛」と「人」、そして「成長」の物語

気付けば一気読み、没入してしまいました。
ジャンルは間違いなく恋愛なのですが……私の中の「恋愛」イメージは覆されました。

ハッキリと同性愛の話なので、それは好みの別れるところかなと思いますが、だからこその良さが数多くあります。
男同士で男を想い奪い合うという、ほとんど女の香りがしない物語をここまで生々しく感じたことはありません。私が読み取った苦しさも痛みも温かさも、どこまでも『男』な彼らの物語だったからだと確信できます。

同性愛なら・女同士でも、というような普遍性がない、唯一無二の魅力と感じました。こればかりは作者様の力量でしょう。

この読後感で10万字。単行本1冊。まとまってる……!
私も書き手の1人ではあるのですが、これは私には書けないやつだ……と尊敬するばかり。ぜひ、多くの人に読んで頂きたいですね。

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